1569年9月。中国地方の情勢は、反毛利連合の結成により停滞していた。しかし畿内では織田信長が足利義昭を擁し、着々と上洛が近づく。歴史に新たな頁が刻まれようとしている。
そんな中、備中の三村家を下した三浦貞広は家中をまとめあげ、さらなる勢力拡大を目指していた――
設定
- 環境:信長の野望・創造戦国立志伝 PC版(Ver.1.0.8.0)
- 使用武将:三浦貞広(大名)
- シナリオ: 天下布武
- 難易度:超級
- 姫武将モード:なし
- 領地リセット:あり
- 架空姫・架空息子:あり
他デフォルト
プレイ目標
以下のどちらかを達成
- 浦上家を攻略する
- 毛利家を攻略する
縛り
今回は以下3つを縛りとします。
- ロードによるプレイやり直し
- 勢力の“最高能力”を超える武将の登用
- 合戦(会戦)コマンドは年一回まで
その他は何でもありです。
前回の続きです。
終着点がどうなるのかわかりませんが、ひとまず勢力拡大を目指していきます。
状況
三浦家は三村家を攻略し、備中へと領地を拡大しました。また三村家臣団を取り込んだことで人材不足を解消。5人だった所属武将も13人となっています。現在、三浦家の所領は高田城と備中松山城の2城になりましたが、開発の人手も十分です。
周囲の状況は変わらず、浦上・毛利に囲まれています。この両家とは同盟中です。
兵力でいうと、浦上家は三浦家のおよそ5倍、毛利家はおよそ20倍です。
各勢力
プレイに関係しそうな勢力
三浦家
※プレイ勢力。ようやく領地を拡大したが、まだ小国である。貞広に降った旧三村家臣たちも不信感に満ちている。これから浦上・毛利家を攻略し、ゆくゆくは中国地方最大の勢力として君臨したいと思っています。兵数1697。(戦後のため。最大は3400程度)
浦上家
※三浦家の同盟国で、三浦家の5倍の兵力を保有。家中は不安定だが、能力の高い家臣たちに支えられている。その筆頭・宇喜多直家は忠誠が赤マーク。いつ裏切ってもおかしはない。浦上宗景の苦労を考えると気の毒である。兵数18717。
毛利家
※相手にしたくない大名。あたりまえのように国力全国1位。謀神・毛利元就、吉川元春など名将が揃っている。積極的に領地を拡大しようとしていて、現在は北九州への領地拡大に貪欲。しかし、そちらはうまくいっていないようだ。兵数75094。
織田家
※上洛間近の大大名。中国地方までは遠いのでまだ関係は薄いが、いずれ中国地方に攻め込んでくることが予想できる。三浦家としては毛利と敵対した時に後ろ盾とする予定なので、早めに外交をすすめたい。兵数63389。
方針
三村家を吸収して城が増えたとはいえ、三浦家の兵数は3400程度(最大)。周辺国、毛利家、浦上家を攻めるには不足しています。すぐに敵対すれば息切れしてしまいそうです。
両家とは、しばらく同盟をつづけます。そして同盟中に力を蓄えて浦上家を攻略。その後、毛利家の攻略を目指します。
まずは美作の統一をはかります。目標は美作の主城・津山城の攻略です。そのために兵力を確保したいところ。
城下を開発すれば兵は増えます。しかし、三浦家の武将能力は他家の武将と比べると見劣りします。労力も少なく、開発で追いつくことは難しい。早く兵を増やすには、領地を拡大する必要があります。
領地を拡大するには、両家の援軍をたよりに、播磨の赤松家あたりに遠征をするのが現実的かもしれません。しかし統治範囲をそちらに広げると、領地の維持が困難で、面倒なことになりそうです。
※赤松家は反毛利連合で周辺勢力とつながっている。下手に手を出すと敵が増えそう。
状況をみながら対応していきたいですが、とにかく城を得て勢力を拡大したいところ。
このゲームで勢力を拡大するには、いくつか方法があります。三浦家のとれる3つの方法について考えてみます。
戦をして勢力拡大
単純に、敵の城を落とせば領地を広げることができます。
現在、浦上家と毛利家は親毛利連合で結ばれています。連合は27ヶ月後に解散なので、それ以降、浦上家は毛利家と中立の立場になります。
浦上領を攻略するには、毛利家に援軍を要請すれば兵は足りるかもしれませんが、攻略に失敗すれば逆に隙をつくることになりかねません。
※しかし、できれば毛利家には援軍要請をしたくない……心情的には浦上と結んで毛利と対抗したいところ
攻城戦をしてうまいこと攻略しても、タイミングを間違えれば反撃を受けて苦しくなります(会戦を年一回縛りにしてしまったこともあって)。
その後の維持ができなければ意味がないのです。三浦家にはまだ、その力はありません。
調略で勢力拡大
次に調略です。忠誠値の低い武将に密談をしかけ、叛心が100になると引き抜きができます。
このとき、その武将が城代、城主の身分だと、“謀反”をもちかけることができます。謀反が成功すると、城ごと寝返ります。これで領地拡大をすることもできます。
今回の攻略先、浦上家はうまくまとまっておらず、家臣たちの忠誠もそれほど高くありません。
※浦上家の城主・城代は軒並み忠誠が黄色以下。宇喜多直家にいたっては、露骨に敵意を示すほどである。
調略を用いれば不戦をもちかけることもできます。これを使えば、兵数を逆転することも難しくはなさそうです。
ところが、三浦家が密談を使うのは困難です。小勢力から大勢力へしかけた場合、密談の効果は激減するからです。
※三好家の武将に対して密談を選んでみたところ。密談をしかけた場合、貞広レベルでは、月ごとに叛心が7くらい上がるはずだが、大勢力を相手にするとわずか2しか上がらないのだ。大勢力から少勢力に内通するのは、よほどのことだからだろう。
密談をしても、不戦まで20ヶ月、謀反まで50ヶ月かかることになります。そしてそもそも、同盟中の相手には密談をしかけることはできません。現状では浦上家にも毛利家にも、密談はできません。
まともに調略をしかけるには、ある程度の勢力規模が必要なのです。
では、どうすればよいのか。
築城による領地拡大
今回はこの方法で力を蓄えたいと思います。
築城コマンドを使うと、拠点に城を築くことができます。築いた城は自勢力下におかれます。別勢力の城を避けるように築城すれば、同盟を結びながらでも領地拡大ができるのです。
※規模1の城を築城するためには、金、鉄、木材、労力、それに4ヶ月くらいを消費する。だいたい金換算8000くらいで築城できる。
美作、備中の近辺はたとえ山の中でも人口が多く、築城の拠点としては優秀です。
ただし、今回は築城に適していそうな虎倉、金川はともに諸勢力がいるので築城できません。
※築城したいポイントにはすでに商人たちが勢力を持っていた。残念。
築城には鉄が必要です。三浦家は砂鉄資源がなく鉄不足ですが、攻略目標・津山城の南にある両宮山に砂鉄があります。鉄を確保するために、当面は両宮山城の築城を目指します。
※築城するためには鉄600が必要だが、買い揃えるとなると2400くらいかかる。砂鉄資源さえあれば、たたら場を作れてうれしい。
築城では、支配している城から2つ先の拠点まで築城できます(当サイト調べ)。築城の目標は三石西川、両宮山、三星、小田草です。
※これらの城は、津山城を取り囲む形で築城される。かなり強引な築城でも、停戦中であれば見逃してくれるのである。いつの間にか三浦領に取り囲まれる津山城の姿が今から目に浮かぶ。
というわけで、当面の方針としては築城をすすめ、戦の準備をととのえることにします。城を建て続け、浦上家の勢力規模に近づくことが目標です。そうなれば、対浦上家臣への調略効果も高くなります。
準備がととのったら調略を駆使して戦をしかけ、まずは美作統一、つぎに備前攻略を目指すことにします。
はたして三浦家はどこに向かうのか。三浦貞広の戦いは続くのでした。
※毛利、浦上は易しい相手ではない。その間隙を縫い、三浦家再興(?)となるのであろうか。
更新お疲れさまです。
今までとはまた違う攻略方針に心が踊ります。
ミウラケサイコウは三浦家最高とも読めますね。最高な展開につい期待してしまいます。
>セッサイさん
コメントありがとうございます!
この状況を考えて、築城を試すことにしました。築城はほとんど使っていなかったので私も新鮮です。
ただ攻略の目標は最後まで迷っていました。プレイ目標に毛利家の攻略も入っているのはそのためです。後ろ盾の浦上家を攻撃するのは、どうしても気が引けます……。でも、仕方ないですね!
なんとか三浦家最高、としたいところです。三浦家細行とならないように、できるだけ頑張ります!
更新楽しみにいつも見ています。
自分も信長の野望プレイしてますが、やはり縛りは大切ですよねー
自分はいつも足利家でプレイして名家を従属させて残し下剋上でのし上がって来た奴らを倒して室町幕府再興を目指してます!
山名赤松細川畠山などと共に織田浅井徳川なんかは皆斬首です笑
>頑張れ剣豪将軍さん
コメントありがとうございます! 書いてる人です。
ゲームに慣れてくると、縛りをしたくなりますね。
私が好きなのは、ロードでのやり直しを縛ることです。弱小勢力で緊張感を保つには、いい感じになります。
>山名赤松細川畠山などと共に織田浅井徳川なんかは皆斬首です笑
吹き出しました。まさに覇道ですね。プレイはやはり、剣豪将軍の時代でしょうか。
勢力を好みの形にするのは、信長の野望の醍醐味ですね。ぜひ室町幕府再興をなさってください!
読んでいただいてありがとうございます!mm