信長の野望・創造マニアックスの上下巻をAmazonで購入して昨日うけとりました。そのメモです。
定価はそれぞれ2,376円(税込み)。上下巻合わせると4,752円と、もうちょっと頑張ればPK単体を買えてしまう値段です。はたしてどんな内容なのでしょうか?
Amazon
軽く読んでみると、名称は「信長の野望・創造マニアックス」ですが、基本的に信長の野望・創造PKにそって書かれています。特に下巻では、無印でプレイしている人にはわけがわからない部分が多いかもしれません。PKユーザー向けなのです。
上下巻についてそれぞれ書きます。
信長の野望・創造マニアックス(上)
全武将のデータが網羅されている一冊。なにせ武将は1900人以上もいるので、武将データの掲載は272ページ中、241ページにおよびます。
構成
この本は2つの章で構成されています。
Ⅰ武将一覧
一般武将1856人、特典武将48人、国人衆まで。登場前武将の基本能力値、顔CG、プロフィール、全20シナリオ開始時の所属勢力と所在を掲載!!Ⅱデータ詳細
特性一覧、官位と役職、武将成長タイプ一覧、特性逆引き一覧など、武将に関連するデータをまとめて掲載!!
(「信長の野望・創造マニアックス 上」裏表紙より)
上巻を読んでみて
上巻は武将に関連する情報のデータベースです。パラパラめくってみて、あれっ注文する本を間違えたかな、と思いました。しかし全武将を載せるとは、マニアックスといえばマニアックス。
簡単な内容
Ⅰ武将一覧
武将ごとの情報が1ページにつき横2×縦4で配置されています。(画像は書籍より拝借)
※切り離して型紙に貼り付ければ、カードゲームとして楽しむこともできそうだ。
また、武将が軍団長になった時に影響する「気質」が決まる条件なども書いてあります。新武将を登録する時には参考になりそうです。
Ⅱデータ詳細
特性や成長タイプの説明です。特性の一覧がありますが、残念ながらどの特性でどれだけの効果があるか、具体的な数字は書いてありません。
信長の野望・創造マニアックス(下)
下巻では、武将以外の情報について書かれています。内政や合戦などの仕様に興味のある方は、こちらが買いです。
構成
6つの章で構成されています。
Ⅰシナリオ
全20シナリオの勢力配置と勢力データを解説!!Ⅱ戦国総覧
全国マップや会戦ステージなど、ゲーム設定を掲載!!Ⅲシステム解析
コマンドやシステムを徹底解析!!Ⅳイベント
歴史イベントと戦国伝を、条件から結果まで網羅!!Ⅴアイテム
家宝データとエピソードを解説!!Ⅵメイキング
絵コンテやスタッフのこだわりポイントなどを紹介!!
(「信長の野望・創造マニアックス 上」 裏表紙より)
下巻を読んでみて
下巻の見どころは「Ⅲシステム解析」です。色々な情報があったので、改めて内政や政策について考えながらプレイしてみてもいいかもと思いました。あとは「実子の多い武将」のランキングとか謎の企画もあって、創造PKについて、かなりムダ知識が広がります。
ただ会戦については、ほぼ戦法の詳細のみなので、少し物足りなくも感じました。
簡単な内容
Ⅰシナリオ
全シナリオ、全大名家の初期状態をリスト化して掲載。解説もあります。解説では、各シナリオごとに、勢力の保有する資産の価値から割り出した偏差値を使って説明しています。
たとえば「織田家が偏差値70.7」とか書かれています。
Ⅱ戦国総覧
主にマップですが、全国の城の区画数とマスクデータ、国ごとに算出される資源の情報などについても書かれています。眺めていると城の名前と規模を覚えることができます。
Ⅲシステム解析
ここは肝ですね。「内政値上昇のしくみ」とか、「人口増加のしくみ」、「兵数のしくみ」など、各仕様について計算式や具体的な数字を入れながら解説しています。
たとえば内政では「石高の上昇値はどうやって決められているのか」とか、政策では「『騎馬隊強化』を実施して騎馬隊を配備すると具体的にどんな効果があるのか」など。内側に踏みこんだ情報が書いてあります。
コマンドごとの解説もあって、初心者にやさしい内容もあります。
後半には拠点の区画一覧もあって築城する時にも便利。
Ⅳイベント
大名録について詳しく書いてあるので、プレイ記録を埋めたい場合によさそう。
Ⅴアイテム
家宝の一覧。全家宝について簡単な説明文があるので、読むほどトリビアが得られます。各シナリオでの所在地もあります。
Ⅵメイキング
オープニングムービーの絵コンテとかスタッフのインタビューとかが載っています。UIの人のコメントはなんか曲者感がただよっています。
創造PK好きのための本
私は今までマニアックスを買ったことがなかったので初のマニアックスでしたが、やはり中身は結構なマニアックスでした。寝ながら読むとちょうどいいです。注意として、最初に書きましたが内容は創造PK準拠なので、無印の人で買おうと思っている方がもし居たら、この本は後にしてまず創造PKを買ったほうがいいでしょう。
このゲームも色々な楽しみ方があると思いますが、ゲームの仕様に興味があったので下巻が好みでした(もちろん武将は好きですが、期待していたのは普通にプレイしていてもわかりにくいような情報だったので)。個人的には持っていてもいいかなと思う一冊。そう思うことにしました。いや、そう思います。