日差し照りつける中、戦いが佳境に入ります。備中松山城での合戦は月をまたぎ、8月にさしかかっていました。
敵味方の部隊が次々と脱落する中、残された牧良長隊は東門で城門を守る庄高資と遭遇。攻撃をしかけます。
「備中松山城の戦い」の結果は、両軍1部隊、牧良長と庄高資に託されました。
と言っても攻め手・牧良長には特にとるべき策はありません。城門前に布陣し、必死に射撃をしかけるしかないのです。
とりあえず、副将・中村則治が、庄高資隊に対して“離間”を発動。庄高資隊は陣を乱し、同士討ち状態となります。
※使えるものは使っておこうという苦し紛れの考え。敵武将同士を同士討ちする戦法なので、おそらく効果はない。“離間”は秘策だったが、この合戦では役にたたなかった。
大変な苦戦を覚悟した突撃でしたが、三浦兵はなかなか脱落しません。
信じがたいことに、牧良長はほぼ被害のないまま城門を守る庄高資隊を圧倒します。
※これは……? 牧良長の気迫に押された三村兵が脱走しているのだろうか。削れていく庄高質隊。良長はとんでもない強さを見せたのだった。
良長隊の兵は減らず、脱落はわずかに29。
8月上旬。そのまま押し切り、ついに牧良長は庄高資の撃破に成功したのでした。
※奇跡的な勝利をした三浦軍。城門を活かせず、庄高資は無念の敗北を喫した。
こうして三村家の兵数は0となります。目標を達成したので、これにて三浦家の勝利です。この合戦を中断し、全国マップへ移ります。
牧良長が備中松山城を包囲。城兵を失った三村家はなすすべもなく、三浦家に降伏しました。
※8000という驚異的な耐久値をほこる堅城・備中松山城もこれで落城してしまうのだ。
※勝った! この戦で三村家臣・楢崎元兼は討ち死にしてしまった。戦いを勝ち抜いた三浦軍の牧良長、中村則治は経験を得て、能力が上昇した。
所領を失った三村家は滅亡。備中松山城には牧良長がそのまま入城します。
※敵方に上野隆徳がいれば、結果はまた違ったことだろう。隆徳を捕縛した牧良長が、大活躍の合戦となった。
戦が終わり、三浦家は捕虜となった三村家臣団を取り込みます。貞広は当主・三村元親、三村家成、新見貞経らを解放。上野隆徳、三村元範ら8名の武将は相次いで降伏し、三村家から三浦家へと鞍替えすることになりました。
※新見貞経は政治が67。三浦家の最高政治能力は牧国信の61なので、縛りにより登用できない。
※三村一族も、三浦家に屈してやむなく降伏。今後は三浦家臣として働くこととなる。
※三村家当主・三村元親をうっかり解放した。元親は「いずれまた、戦場で会おう」と、さわやかな言葉を残して去っていったのだった……。
旧三村家臣らは備中松山城を離れ、高田城に入城しました。しかし、彼らは貞広に忠誠を誓ったわけではありません。一応臣従の態度を見せながらも、不満も隠すつもりもないのです。家中は苦労が予想される状態となりました。
※三村家を取り込んだ結果、代官過剰となってしまった三浦家臣団。三村の旧臣たちは全く忠誠値がほぼ真っ赤という状況で心服しているとはとても言えない。ただでさえ忠誠の怪しい家臣団の結束を強めるのは骨が折れそうだ。
――1579年9月。
2年越しとなった三浦家の領地拡大はこうして達成されました。備中松山城にも三つ引紋が掲げられます。
三浦家の今後の行く末を祝福するように、この秋は全国的に豊作となりました。
仇敵・三村家を下し、高田城から備中へと進出した三浦家。念願かない、領地の拡大に成功しました。美作における小国・三浦家は、周囲に力強くその存在を示したのです。
※当主・三浦貞広、28歳の秋。三村家滅亡には周囲からの反発もありそうだが、はたして三浦家が安泰となる日はくるのだろうか。これはまだ、野望の序章にすぎないのかもしれない。
プレイ目標“三村家を滅亡させる”を達成したので、これで『大乱成就_私と誰かの野望』の『三浦貞広の野望』は終わりです。期間は2年。
ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でした&ありがとうございました。
続きもあります。(おそらく)
これまでに続き楽しく読んでいます。
離間について、私のプレイした感じだと今作は一部隊にたいしても効果があるようです。籠城/功城戦で一部隊に門越しで実行すると明らかに兵の減りかたが変わっていると思います(ただし時間は短いです)
そして、ミウラケサイコウ!
>モコさん
コメントありがとうございます!
>離間について
なるほど。まったく兵が減らなかったのはそれが原因……。
”離間”をかけたから勝てたのだとしたら、則治が副将だったのは正解でした!
『三浦貞広の野望』はひとまずこれで終わりなのですが、プレイは続けようと思っています。
次の更新は日曜日あたりになるかもしれません。ミウラケサイコウの行く末がどうなるのかは……まだ私にもわかりません!(?)
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!mm