本山の軍勢が白地城へと出兵すると、それに対抗して三好の援軍が白地城に向け続々と集まってきました。
早速、あらかじめ内通していた白地城主・荒木村重に不戦の確約を取り付けました。更に機を見て浦上に十河城、鈴木家に勝端城への援軍要請を、毛利には自勢力への援軍要請(停戦のため)をしました。
※「味方に悟られねばよいが」って、戦争中はどこに行くのだろうか。四国は山が多いので、山中に潜むのかもしれない。
荒木村重は白地城から南方に警戒の兵を出していましたが、本山軍への攻撃は行いません。本山軍が荒木村重をスルーして白地城に向かってくるのを見て、城の守備に当っていた兵が慌てて南に向かいます。
これを受けて、本山家は白地城の手前、田尾の地で会戦を行うことにしました。
本山家7443VS三好家5808。兵力では我が軍が優勢です。本山家の兵を率いるのは長宗我部国親、本山藍(姫武将)、横山智隆、片岡衆。三好家は十河一存と三好義賢、主力級です。
こちらは丘の上で有利な布陣ができましたが、高地から敵を迎撃する地点までは多少距離が離れています。
そこで、なけなしの鉄砲武装をした国親隊が臨戦を発動し、迎撃地点まで急ぎます。一方、片岡、本山藍は元親を左方から支援。横山智隆の騎馬隊は右から大きく回りこんで、敵の後方を攻めます。
国親が無事、迎撃できる地点まで辿り着き、これで一安心と胸をなでおろしましたが、そこに十河一存が突撃を発動してきました。
この時、チュートリアルで竹中半兵衛の言っていた事が脳裏によぎりました。
※「突撃中の部隊は、斉射を受けると確実に混乱状態に陥るのです」
ここで試すべきではなかろうか…。今まで実行したことがないので多少疑念が残りますが、ここで一存を混乱させれば、勝利は確実です。国親鉄砲隊は一存に向けて斉射を発動しました。
しかし、一存は全く混乱する様子がありません。逆に強烈な騎馬突撃によって、国親の部隊は溶けてゆきます。
ついには国親が混乱しました。これには兵も苦笑い。急ぎ他の部隊を救援に向かわせます。
※国親は混乱しながらも、多くの三好兵を道連れにした。片岡さんは犠牲になった。
しかし混乱&一存の突撃によって、驚異的な速度で溶けていく国親の部隊を救援することはできませんでした。横山智隆隊には混乱を解消する戦術があったのですが、下に回りこませたことが悔やまれます。
戦術のミスによって主力の国親鉄砲隊が壊滅し、その後、藍の部隊が十河一存を壊滅させますが、残る三好義賢を崩すことができず、本山方は全部隊が壊滅。苦い会戦となりました。
※本山家、会戦での初敗北。この敗戦は竹中半兵衛のせいと言っても過言ではありません。「斉射を受けると確実に混乱する」の意味がよくわからない。ヘルプにも載ってない。(訂正:載ってましたが……やっぱりよくわからない)
しかし、東土佐軍の犠牲は無駄ではありません。敵の主力二部隊に被害を与えたことで、白地城の守備は手薄になり、西部からの兵が包囲に成功。更に東土佐から後詰の村上武吉隊も到着し、三好義賢は退路を絶たれて壊滅しました。
※荒木村重は高みの見物。「おうおう、やっとるなぁ」と呑気に構えていることでしょう。他方、自軍の兵が目の前に居るのに、四面楚歌の義賢。心情を思うと泣けてくる。