【本山家の野望】その4 第三次岡豊城攻防戦その末

一条・本山・安芸の連合軍は、長宗我部家本拠・岡豊城での会戦を決めました。

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敵ながら、長宗我部国親、意地の出陣には何か心を揺さぶられます。国親は臨戦・突撃で連合軍を脅かします。

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しかし、国親も1部隊では戦術もなく、突撃を繰り返す猪も同然です。奮戦しましたが、ついに潰走。本山藍が城の陣地を奪い取りました。

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続いて駆けつけてきた三好軍を次々に撃破していきました。その度に城の耐久度は下がってゆきます。

motoyama_4_4※本山茂宗の臨戦が光る。十河一存は強敵だったが、兵を失って戦場を離脱。決着は次へと持ち越された。

十河一存を壊滅に至らせると、岡豊城の守備は、もはや風前の灯火となりました。

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motoyama_4_5※城門を破壊し、炎上する岡豊城を眺める本山茂宗。一体何を思うのだろうか。

1551年2月、豊岡城は落城しました。

motoyama_4_8※どや! やったぜ茂宗さん!

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※感無量。諸行無常。


 

 

およそ2年の歳月をかけ、ついに本山家は長宗我部を下した。それは国人衆や盟友の助力が無ければ、到底実現できるものではなかった。

次に待つのは冷酷な茨の道となる。この2年、岡豊城を焼き続けた茂宗の心には、その道をゆく覚悟が備わったのである。

本山家の野望は、ようやく始まったのだ。

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