一条・本山・安芸の連合軍は、長宗我部家本拠・岡豊城での会戦を決めました。
敵ながら、長宗我部国親、意地の出陣には何か心を揺さぶられます。国親は臨戦・突撃で連合軍を脅かします。
しかし、国親も1部隊では戦術もなく、突撃を繰り返す猪も同然です。奮戦しましたが、ついに潰走。本山藍が城の陣地を奪い取りました。
続いて駆けつけてきた三好軍を次々に撃破していきました。その度に城の耐久度は下がってゆきます。
※本山茂宗の臨戦が光る。十河一存は強敵だったが、兵を失って戦場を離脱。決着は次へと持ち越された。
十河一存を壊滅に至らせると、岡豊城の守備は、もはや風前の灯火となりました。
※城門を破壊し、炎上する岡豊城を眺める本山茂宗。一体何を思うのだろうか。
1551年2月、豊岡城は落城しました。
およそ2年の歳月をかけ、ついに本山家は長宗我部を下した。それは国人衆や盟友の助力が無ければ、到底実現できるものではなかった。
次に待つのは冷酷な茨の道となる。この2年、岡豊城を焼き続けた茂宗の心には、その道をゆく覚悟が備わったのである。
本山家の野望は、ようやく始まったのだ。
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