【大崎義隆の野望】その14 食えぬ狸の早変化

豊臣領・杣山城の攻略に成功した大崎義隆ですが、豊臣家はその落城をうけてすぐに対応します。豊臣家・黒田官兵衛を中心としたおよそ54000の兵が杣山城奪還をめざして出陣しました。

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大崎義隆は再度、公家に和解仲介を依頼。この交渉はかなり無理があるように思えますが、無事に和解は成立。豊臣家とは二度目の停戦となりました。

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※またあんたか、まったく面倒ばかりだな。なに口調がおかしい? 公家だって人間だ。たまにはこういう気分の時もあるよ。また献金よろしく。

 

このころ、徳川家は大崎・北条・豊臣の3勢力から攻められて力を失っていました。大崎家との力関係は逆転し、今では独力で攻め滅ぼすことも難しくありません。豊臣家と停戦しているうちに、徳川家の攻略を急ぎます。

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※このとき、徳川家の兵力32148。大崎家は兵力178997である。いつの間にか相当の差がついた。

 

大崎家は反徳川連合の盟主です。大崎家の手で徳川家の最後の領土を攻略し、滅亡させたいところです。

徳川家は佐渡・雑太城を領地としています。雑太城は孤立しながら、今までどの勢力からも攻撃を受けることがありませんでした。雑太城以外の徳川領を攻略してから、最後に佐渡を攻略すればうまくとどめを刺すことができそうです。

 

 

1599年4月、まずは越中・四釜隆秀軍団が松倉城を攻略。またこのころ、反徳川連合の加盟勢力・北条家が新府城を攻略しました。

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※四釜隆秀の奮闘によって松倉城は落城。

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※北条家も面目躍如。

 

その後、大崎軍は駿河・駿府城を攻略します。しかしその頃には周辺一帯の徳川領は豊臣家が攻略し、その勢力下に置かれていました。豊臣家と敵対する義隆としてはあまり喜ばしいことではありませんが、とにかくこれで、残る徳川家の領地は信濃・上原城、佐渡・雑太城のみとなりました。

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※掛川城、藤枝城、小山城は豊臣家が攻略した。ちなみに駿府城は北条家をはさんだ飛び地である。

 

攻略のさなか、豊臣家との停戦が切れます。豊臣家はすぐさま対大崎の大軍を編成。大崎家と豊臣家の戦が始まります。中でも旧徳川領・駿府城と、四釜隆秀軍団の最西端、越前・杣山城は激戦地となりました。

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※豊臣軍はこの侵攻に大軍を用いた。駿府城に14000、苗木城に13000、杣山城に56500の兵を出陣。その後も次々に軍を繰り出した。

義隆はこの場をしのぐため、杣山城には四釜隆秀軍団に防衛を指示、駿府城には北条家に援軍を要請します。心配ですが、ここは徳川家の攻略を急ぎます。

 

 

徳川家の攻略を進め、まず上原城を攻略。それから、最後に残った雑太城へ急ぎます。この時、最上家も同時に攻略を開始して焦りますが、雑太城は無事に大崎家の手によって落城。徳川家にとどめを刺すことができました。

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※佐渡ヶ島。

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※小十郎「あなたがたは、もう終わりですね」

 

1599年11月、徳川家は滅亡し、反徳川連合は打倒徳川家の目標を達成しました。

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※大崎義隆を盟主とする反徳川連合は、標的としていた徳川家をついに滅ぼした。戦利品として金48540、兵糧141417などの物資が手に入った。

盟主・大崎義隆は各所で豊臣家との攻防が繰り広げられることをいったん差しおいて、祝杯を上げることにしました。

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※為信「ついに徳川家を滅ぼしましたな」

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※義隆「うむ……さあ、祝杯を上げようではないか!(はぁ……骨だったわー)」

 

片倉隊はそのまま雑太城へと入城。義隆は徳川家臣を登用します。

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※「今より、殿のために尽力いたしましょう」うさん臭い言葉を吐いて、真田昌幸はさっさと投降してみせた。しかし、その後しばらく能力を隠すという曲者ぶりを発揮した。

 

徳川家当主・徳川家康にも登用をもちかけますが、簡単には応じませんでした。

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※「武家の当主たるもの、そう易々と臣下の礼はとれぬ しばし猶予を頂きたい……」

その数カ月後、家康は大崎家に仕えることを決断。大崎義隆に臣従しました。ただ、猶予の間に相当の葛藤があったのか、その姿は変わり果てたものとなっていました。

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※「ようやく腹が決まり申した」 やはり大崎家に仕えることは相当のストレスらしい。

 

大崎義隆は駿河に徳川家康軍団を新設。家康はこれから、大崎臣下として旧領の回復をめざすことになります。

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※徳川家康の戦いはこれからだ!(未完)

 


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【大崎義隆の野望】その14 食えぬ狸の早変化」への2件のフィードバック

  1. 通りすがり

    いつも楽しく読ませていただいてます。

    凄いですね。
    わたしなら豊臣と徳川の勢力見ただけで
    「詰んだ」
    と判断するところです。
    素晴らしい。

    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >通りすがりさん

      書いてる人です。コメントありがとうございます!

      私はもし滅亡しても、それもまたシミュレーションゲームの面白さだと思っているのです。なので、自分の勢力が滅亡するまではあきらめずに頑張ってしまうんですよね。
      いやもしかして一見Mっぽいプレイが好きなだけかもしれません。

      読んでいただいてありがとうございます。励みになりました!

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