【大崎家の野望】その9 野心は山上に散る

大崎・伊達の両軍は、船岡で対峙しました。

しかしこの地形を目の前にして、大崎義隆は多少の不安を感じていました。

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※山は平地よりちょっと戦いづらい。

 

中央に山のある戦場では大抵の場合、山の上を目指すことになります。

戦場において高所は優位だからです。(現在の仕様ではどれだけ優位なのかわかりませんが)今回の決戦も、山上に布陣せざるを得ません。伊達政宗とは山上で対峙することとなるでしょう。

しかし山上は狭く、部隊が密集しやすい。さらに山の端にはなぜか柵があり、行動が制限されます。そうなると、敵の背後に回りこむことが難しい。正面衝突となりがちで、武将の指揮能力の差がモロに出ます。

両軍に所属する武将の能力には差があり、残念ながらこちらが劣っています。

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※敵の総大将・伊達政宗は統率100を超え、3500の兵力を持つ。さらに伊達成実、片倉小十郎など、寡兵ながら統率、戦闘が90付近の優秀な将が揃っている。

 

伊達軍は兵力の半数近くを伊達政宗が抱えています。そのため、1部隊ごとの兵力が少ない。ここは部隊を固めて各個撃破、その後、政宗を包囲すれば、勝ちは見えます。

ここで大崎家が頼みとするのは、当主・大崎義隆隊に所属する姫、大崎文の『叱咤』です。叱咤は自部隊の前にいる部隊の攻撃力を向上することができる範囲戦法です。山上に部隊を固め、文様の叱咤により攻撃力を向上。将の能力差を補い、伊達軍の殲滅を狙います。

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また、当家についた国人衆は優秀です。大崎軍の中で唯一移動速度を向上できる戦法『臨戦』を持つ黒川晴氏、乱戦を超強化する『穿ち抜け』を持つ高清水頭領の行動もポイントとなりそうです。

兵力は大崎軍の方が4000も多く圧倒的に優位です。この兵力差で押し切り、我が軍の勝利を目指します。

 

大崎軍(兵力11821)

(名前 / 兵数/ 統率/ 武勇)

  • 大崎義隆 2000/ 53/ 57
  • 一栗高春 2000/ 65/ 72
  • 黒川晴氏1800/ 75/ 75
  • 南条隆信 1671/ 76/ 66
  • 四釜隆秀 1600/ 62/ 75
  • 高清水頭領1600/ 80/ 65
  • 一栗放牛 1150/ 71/ 62

伊達軍(兵力7853)

(名前 /兵数/ 統率/ 武勇)

  • 伊達政宗 3500/ 102/ 94
  • 亘理元宗 1000/ 82/ 67
  • 板谷頭領 960/ 65/ 80
  • 伊達成実 854/ 87/ 94
  • 片倉小十郎 749/ 91/ 82
  • 原田宗時 490/ 76/ 79
  • 泉田種清 300/ 62/ 48

 


 

会戦が始まりました。

大崎軍はまず、兵力を山の上に集めます。会戦の開始と同時に、黒川晴氏が臨戦を発動。ちょっとだけ速度を上げて、敵より先に山上に配置することで、あわよくば登頂前の敵を叩こうと考えました。

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※黒川晴氏は大崎家が利府城を攻略したことで、大崎家に属する国人衆になった。

しかし山上に到着すると伊達政宗がすでに布陣していました。続いて伊達成実、片倉小十郎が出現。やはり伊達軍も山上に部隊を集めるようです。

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後続も到着し、両軍は山上で対峙しました。

ここで、大崎軍は部隊を固め、文様の『叱咤』を発動します。大崎家臣はおおいに喜び、攻撃力が向上。

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※ちんたら◯◯◯◯◯ッ!◯◯◯◯◯◯◯!! (現代語に翻訳)---皆の力を貸してください!

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※文様の叱咤によって大崎軍の士気は高揚した。

 

その効果は凄まじく、一時、伊達政宗隊が崩れます。

しかし、伊達政宗も負けじと固有戦法『伊達者』を発動して応戦します。

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※愚者の血を欲している……我が頭上の三日月が!

 

その後は敵味方入り乱れての乱戦が続きます。しかし、当家は部隊を固めたため、敵に包囲されているみたいな形となりました。

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※こんなに密集して、もし敵に離反を使われるとヤバい

 

大崎義隆は状況を打破するため、高清水頭領に決死の特攻を指示。高清水頭領は『穿ち抜け』を発動し、伊達政宗に突っ込みます。

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※義隆はこの様子を見て感嘆。高清水ミサイルと呼んで賞賛した。

乱戦により双方ともかなりの犠牲が出て、部隊は次々と壊滅。当家も高清水頭領、四釜隆秀らが撤退しました。

 

しかし、やはり最終的には兵力に優る大崎家が主導権を握りました。伊達軍は、伊達政宗を残して全ての部隊が壊滅。義隆は政宗を追い詰めることに成功します。

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※敵将・片倉小十郎は最後まで頑張っていたが、壊滅した。

 

その後、大崎軍は政宗隊を包囲。そのままこの決戦は終結するかに見えました。

しかし、孤軍となった政宗は死地と覚悟したか、最後の意地を見せます。逆転を狙い、山上に陣取る大崎義隆へと突っ込んできました。義隆の前方を守る南条隆信があっけなく壊滅します。

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※山上に布陣する義隆隊は政宗隊の射撃で崩れた。各部隊にはふたたび文様の叱咤を注入している。その部隊でこれだけ包囲しているのに、当家は3倍の被害。伊達政宗、激つよである。

 

しかし、一栗放牛が側面から乱戦をしかけ、政宗の侵攻を食い止めます。

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※老骨にも活躍の場はあるのだ。

 

たとえ英傑といえども孤軍ではなすすべもありません。矢の雨と放牛の猛攻により、伊達政宗隊はついに力尽きて伊達兵は散り散りとなりました。

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※政宗「おのれ! この恨み忘れぬぞ!」 やはり最終的には当家の被害の方が多かった。『伊達者』で混乱が発生していたら、独眼突撃を発動されたら……タイミング次第で最悪、負けもあった。

 

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※やったね

 

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