【大崎家の野望】その2 佐沼城の攻防

伊達家が葛西家に援軍を派遣したことを受けて、当家は佐沼城を強行。伊達家の援軍、伊達成実の到着をまたず、佐沼城は落城しました。

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※涼しい顔をして佐沼城を落城させた南条隆信。でも、伊達成実が近づいていて、かなりやばい状況である。


この落城によって伊達の軍勢が諦めて帰城することを期待したのですが、そうはいきませんでした。伊達成実はそのまま佐沼城下に侵攻して布陣。城下を守る南条隆信と合戦になりました。

あわてて寺池城の攻略に向かった一栗高春を呼び戻しますが、間に合いません。

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※伊達家がこの混乱に乗じて葛西・大崎領を狙っているのは明白である。さすがは伊達政宗。敵ながらなんたる知謀か……。

 

伊達成実隊には国人衆の援軍もきて、その兵力2700。一方、当家は南条隆信隊と高清水衆を合わせて1091です。戦力差は大きいですが、『攻撃三倍の法則』というものがあります。その法則に照らせば、ここは防衛できるはずです(?)

ここで当家は防衛会戦を行いました。会戦では大名家に所属する武将、今回の場合は伊達成実隊を撃破すればその時点で勝利です。国人衆をたおす必要はありません。

南条隆信の兵力はおよそ300。高清水衆は790です。隆信を囮にし、高清水衆に成実の後ろを突かせます。その際、高清水頭領の戦法『穿ち抜け』を発動して、できるかぎり成実の兵力を削りたいところです。

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※厳しい状況だが、高清水頭領の『穿ち抜け』はものすごく強い戦法。成実、恐るるにたらずか。

 

会戦の途中で評定が始まったので、会戦を一時中断しました。

評定では黒脛巾組の懐柔工作を急ぎ、無人の佐沼城へ一栗放牛を派遣します。落城直後の佐沼城でも300程度の兵力を確保することができるので、到着しだい出撃し、防衛戦に参戦します。

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※一栗放牛「それでは佐沼城に向かいます」 放牛は単なる爺を超えたスーパー爺である。高齢だが、何とか頑張って欲しい。

 


 

評定が終わり、ふたたび佐沼城の会戦が始まりました。

大崎家は高清水衆に成実の後ろを突かせようとしますが、敵の国人衆にはばまれてうまくいきませんでした。高清水衆は敵の国人衆を道連れにして壊滅。結果として伊達成実の兵力を679までしか減らすことができませんでした。

ここで一時会戦を中断。一栗放牛が佐沼城に到着したので、さっそく出陣します。さらに黒脛巾衆への懐柔が成功していて、当家の援軍としてかけつけました。

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※老将、出る。孫の一栗高春隊もじきに到着する。

 

その兵力でついに伊達成実を撃退。この時点で当家の動員兵力は黒脛巾衆を合わせて1800ほど。後続の片倉小十郎は兵力1000くらいなので、どうにか撃退できそうです。あわただしい戦となりましたが、とりあえず一安心です。

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※伊達成実がすごすごと帰ってゆく。ふっ……見たか。これが大崎家の底力よぉ……(息切れ中)

 

ところが、再び義隆を震撼させる報せが届きます。米沢城の伊達政宗が最上領を抜け、大崎領・中新田城へと侵攻してきたのです。

 

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※一栗高春「伊達政宗隊が、我らの中新田城に約1500の兵で攻め寄せてくるようです!」 ついでに伊達政宗の盟友・最上義光も出陣していた。彼らにしてみればスナック感覚で攻めているのだろう。

 

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