☆未読の方は、まずはプロローグを読んだほうがいいかもしれません。
1586年11月、大崎家は伊達家に対して反旗を翻し、従属破棄の使者を送りました。
その返答はすぐに返され、大崎家は伊達家から独立することとなりました。
※伊達政宗「愚かだな……俺と手を切り、生き延びられるとでも?」
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天正14年、豊臣家は九州征伐に乗り出す。戦乱の世は収束しつつあった。その頃、奥州では独眼竜・伊達政宗が圧倒的な力で支配地域を広げ、奥州の覇者にならんとしていた。そこに誰の耳に届くこともない微かな音が響く。それは戦国乱世に翻弄され没落した名家―――大崎家による反撃の胎動であった。