秋月家は大友家の目が南方・伊東家に向いているうちに、隣国・少弐家へ攻めこむことを決定。宣戦布告をして戦をしかけたのでした。
いざ宣戦布告
今作では戦をするために宣戦布告をします。一度宣戦布告をすると、自分か相手が滅亡するか外交で『講和』が成立するまで合戦状態になります。合戦状態が長引くと民忠が低下して自領で一揆祭りに。一揆が起きるとその拠点で募兵や開発ができないなどのデメリットがあります。
秋月家が宣戦布告をすると、周辺の各勢力が動きました。秋月の同盟国・大内家が秋月家に味方をすることを表明。いっぽう少弐家には大友家が味方することになりました。この戦は、秋月・大内連合と少弐・大友連合の戦いになりました。
※こちらから要請をしなくても、各勢力は自動的に参戦表明する。参戦表明をした参戦国は物資、援軍の支援をしたりする。ちなみに参戦国だからといって領地にまで侵攻することはできない。もしも攻めたい場合は個別に宣戦布告をする必要がある。
勢福寺城へ進軍
少弐攻めをするにあたって、味方陣営・大内家に援軍を要請。金銭7600と引きかえに山口館、清末城、鷹取山城に3城を借ります。
※今作では援軍は城単位。6ヶ月間のレンタル制である。援軍を受けた城は自分の領地と同じように編成・行軍させられる。なんらかの理由で援軍要請をできない城もある。
大内家の援軍を得て、秋月・大内連合軍の軍勢を編成しました。原田隆種を総大将に、およそ6200の戦力です。編成した軍勢はいったん立花山城で集合し、それから勢福寺城へ向かうことになります。
行動計画をたてると、決戦の場所、規模の予想などが出されました。どうやらこちらの兵数6200に対して少弐家は3400。こちらが倍近い戦力での戦いになりそうです。秋月の武将は能力が高くないですが、それを兵数でカバーできそうです。
※集合場所や総大将は自動で決まり、自分で決めることはできない。秋月家、総出の戦いなので、モブ家臣↓が助言役になっている。
秋月・大内連合軍は進軍を開始。各郡を越え、少弐領・勢福寺城へと兵を進めたのでした。
郡
今作の特徴として、全国が『郡』に分かれています。決戦をする郡の広さによって、『兵力の上限』がかわります。いくら大軍を率いていても、合戦の開始時にはその兵力で戦うことになるのです。
たとえば「勢福寺」は上限が12000。今回はそれより規模が小さいので関係ありませんが、たとえば10万の兵の軍勢でぶつかり合っても、両軍は12000の兵で戦うことになります。
秋月軍は順調に兵をすすめますが状況が変わります。伊東攻めをしていた戸次鑑連が柳川城に帰還、援軍として、勢福寺城の少弐軍に合流しようとしていました。
秋月軍はこれを見て勢福寺城の手前、三瀬に駐留します。
そして、その援軍は間に合いました。これで少弐軍の兵数は6598。兵数の優位を背景に勝利しようとしていましたが狙いどおりにはいかなくなりました。
※戸次鑑連が参加したことで、武将の質だけでなく兵数で逆転されてしまったのだった
さすがにこのまま攻めるのは無謀というもの。原田隆種はいったん兵をひき、当主・秋月文種の兵と合流してから勢福寺城を攻めることに決めました。
大友家の援軍として伊東家へと遠征していた秋月文種も、援軍の期間を終えて無事に合流。連合軍は勢福寺に乗り込んだのでした。決戦の地は「勢福寺」です。
勢福寺(せいふくじ)の戦い
秋月・大内連合 VS 少弐・大友連合
秋月・大内連合軍(兵数9299、7部隊)
(武将名/ 兵数/ 攻撃力/ 守備力/ 戦闘力)
- 秋月文種 733/ 68/ 41 C
- 内田実久900/ 40/ 59 D
- 城井鎮房1200/ 74/ 67 B
- 益田尹兼 1800/ 56/ 54 C
- 原田隆種1900/ 65/ 54 C
- 筑紫惟門 733/ 57/ 63 C
- 井田親之733/ 64/ 50 C
- 麻生鎮里1300/ 45/ 48 D
少弐・大友連合軍(兵数6798、6部隊)
(武将名/ 兵数/ 攻撃力/ 守備力/ 戦闘力)
- 少弐冬尚 200/ 50/ 59 C
- 神代勝利 950/ 72/ 97 B
- 戸次鑑連 1066/ 94/ 91 A
- 一萬田鑑実 1500/ 74/ 72 B
- 執行種兼 950/ 72/ 75 B
- 原野恵俊1066/ 41/ 56 D
- 田尻鑑種 1066/ 54/ 54 C
☆なお、今作では
- 統率:移動速度
- 武勇:攻撃力
- 知略:守備力
とのこと
部隊数・兵数はこちらが勝っていますが、武将の質は敵のほうが高いです。
決戦の状況・作戦
この戦場では、敵が3箇所に『陣』を敷いています。こちらには陣はありません。
陣は一定時間が経過すると、陣を持っている勢力側の『戦況ゲージ』を有利(今回は敵側、赤色に傾ける)にします。戦況ゲージは画面上部に表示されていて、完全に赤になると、兵が残っていてもその時点でこちらは敗北。勝つために、陣はなるべく破壊しなければなりません。
※凹型になっているのが『陣』である。たどり着けば簡単に破壊できる。
なお、敵はどのように兵をすすめてくるかはわかりません。こっちの部隊の視界に入らない敵の場所はわからない仕様です。(ただし初期布陣は丸見えで、ターンごとの斥候による報告で、進行ルートの予想はあるていどつきます)
この決戦で注目するべきは総大将の兵数。敵の総大将・少弐冬尚の手勢はわずか200なのです。これは襲いかかればすぐに壊滅させられる兵数です。
決戦では、戦況ゲージを完全に青色にするか、総大将を撤退させれば勝利。逆になれば敗北です。武将の質で負けている今回の決戦では、戦況ゲージをひっくり返すよりも兵数200の総大将を撃破するほうが、たやすいはずです。
さて決戦では、『作戦』を決めることができます。作戦にはそれぞれ特徴があり、奇襲に特化した作戦、全軍で突撃をする作戦などがあります。
この戦いで私が選んだ作戦は『本陣斬込』です。本陣斬込は敵総大将の場所がわかれば突撃する作戦。斬込隊をひと部隊選びます。斬込隊は総大将の本隊を発見すると、自部隊の能力をあげて突っ込んで行きます。
※決まった場所に配置するが、配置の変更をすることもできる。作戦には発案者がいる。どんな作戦を立てられるかは武将によって違い、武将によっては特別な作戦を持ったものもいる。
今回は、決戦に参加している武将の中で最も優秀な城井鎮房隊(大内家からの援軍)を斬込隊にします。城井隊は騎馬部隊での編成で機動力も高いので最適と判断。
この作戦の弱点は、総大将を発見するまで斬込隊の能力が低下してしまうことです。また5ターン以内に見つけなければ作戦は失敗です。敵総大将を迅速に発見する必要があります。
戦場には川があります。ここでは川の左側5隊と右側3隊に分けます。
川の左側が秋月本隊と斬込隊を含む主力で、斬込隊のサポートと少弐冬尚の急襲が目的。右側は少弐冬尚本隊の探索と陣の破壊が目標です。
※これが『命令フェイズ』。ターン開始前に行軍の命令を出す。進行して『進行フェイズ』に移行すると、リアルタイムで兵が動き出す。これをこのゲームでは『同時プロット制』というらしい。
この戦においての難敵は、やはり戸次鑑連。全国でもトップクラスの戦闘能力を持っている名将です。まともにぶつかることは避けたいですが、総大将を守るように正面に配置されています。どこかで戦わなければならないでしょう。
全体の流れとしては戸次鑑連からの攻撃をどうにかしのぎ、本陣へと奇襲をしかけて一気に勝負を決めたいところ。
まずは本陣を探さなければなりません。勢福寺は山地ですが、どうにかなるでしょう。
「勢福寺の戦い」開戦
で、いざ始まってみると思った以上に山でした。どうにかならないかもしれません。
※命令フェイズでは地形がわかりづらかったが、合戦が始まると地形がよくわかる。目論見が外れてしまった。命令フェイズでも地形確認できるようにして欲しいところ。
山では部隊の機動力が落ちるので、敵の背後に回りこむことが難しくなります。川、森も同様です。これでは敵本隊の探索も難しい。山と森、川に進軍をはばまれ、秋月軍は苦戦を強いられることになりました。
それでも前進するしかありません。
斬込隊・城井隊が前進していると、執行種兼らに遭遇。衝突が始まります。
さらに2ターン目には戸次鑑連が出ました。
※戸次鑑連の士気ゲージ(兵数の下の黄色い棒)が長いのがわかるだろうか。勝てる気がしない。
鑑連は挟撃をねらっているのか、秋月軍の背後につきます。しかし秋月軍の狙いは敵の本隊、少弐冬尚。できるかぎり無視をしながら、突破をはかります。
いっぽう、右側3隊でも敵を発見。原野恵俊隊が突出してきました。ここはあわてずに挟撃をしかけます。
その結果、原野隊の『士気ゲージ』を0にして、『潰走』させることに成功しました。潰走した原野隊は機動力が低下し、戦闘能力も削がれます。
※決戦でできることは、主に『挟撃』と『奇襲』のふたつ。敵部隊を2部隊以上で挟みこむことで『挟撃』になり、戦況ゲージが優勢になる。奇襲は敵の視界外から攻撃することで同じく優勢になる。士気にも影響している気がする。
そのまま兵を0にすることもできますが、ひとまず原野隊を無視。3隊は前進して敵本隊を探します。
しかし敵部隊にはばまれ、さらに地形に足をとられ、なかなか少弐冬尚が見つけられません。
そのまま5ターンが経過しました。時間制限で『本陣斬込』は失敗です。
本陣斬込には失敗しましたが、切り替えていきます。
さて敵に潰走した部隊が出たことで、こちらの戦況が良化。『戦法』の提案がありました。
内田実久が“気勢崩し”を発動。戸次鑑連の能力が下がり、戦闘力がA→Bになりました。
※戦法を発動すると特殊なことが起きる。ただし移動場所など、こちらの命令は届かなくなってしまう。
※今作での『戦法』は、提案があれば採用して発動というランダム性の高いものになっている。気勢崩しの効果は、移動速度と士気攻撃力の大幅な弱化。
この戦法の効果もあって、内田実久ら3隊は戸次鑑連を封じ込めることに成功します。
そして城井鎮房隊が探索のすえに、ついに少弐本隊を発見。攻撃をはかります。右方からも益田尹兼隊が攻撃をしかけました。
本陣の危機をうけて、敵部隊はあわてて本隊にかけつけました。しかし、肝心の主力・戸次鑑連は戦場の左下、3部隊で完封。
こちらも麻生隊が潰走するなどの被害を受けますが、秋月軍は少弐冬尚を包囲することに成功。
※こちらも総大将を撤退させるわけにはいかない。秋月文種は左上あたりに避難している。
一度発見してしまえばあっけないもの。少弐冬尚を撤退に追い込みました。
敵の総大将を撤退させたことで、勝利条件を達成。秋月家は初の決戦を勝利で飾ることができました。
決戦に勝利した結果
こうして秋月文種は勢福寺の戦いに勝利したのです。勝利した秋月家は『戦意』が向上。負けた少弐家は戦意を失うことになりました。
戦意とは勢力全体の戦う意思のことです。低下すると、次から決戦での士気が低下するなどのマイナス効果があります。
※勢力の下、青と赤のゲージが『戦意』である。なんとか勝利したものの、被害兵数は秋月家2563、少弐家1801。武将の能力差もあってこちらの方が被害は多くなってしまった。
敵を一掃した秋月文種はそのまま勢福寺城へと侵攻。城の包囲がはじまります。