本日、2016/07/06(水) 「信長の野望・創造 戦国立志伝」にアップデートが配信されました。
これで私のWindows版「信長の野望・創造 戦国立志伝」もVer.1.0.6.0になりました。
これは“アップデート三段撃ち”のしめくくりとなる、公式発表されている最後の大型アップデート。どういった内容だったのでしょうか。
アップデート内容の一覧は、公式サイトで確認できます。
https://www.gamecity.ne.jp/souzou/sr/dlc.html#update
(『信長の野望・創造 戦国立志伝』公式サイト)
以下にアップデート内容の一部を紹介します。
改善
「歴史イベント作成」機能を追加
今回のアップデートで、ユーザーが「歴史イベント」を作れるようになりました。このアップデートの目玉機能だと思います。
※発売前から発表され、満を持して実装された「イベントエディタ」。ユーザーの期待を背負っている。
歴史イベントとは、ある条件を満たすと発生するイベントのことです。歴史イベントが発生すると、なにか出来事があり、状況に変化が起きたりします。
歴史イベントは、「条件」、「内容」、「結果」という3つの項目を設定することで作成できます。
「条件」
イベントの発生条件です。
たとえば、「◯◯年◯月と一致」や、「◯◯を訪問する」などの条件を指定します。
※条件は「プレイヤー武将」、「大名武将」といったものも指定できるので、どの武将でプレイしても起きるようなイベントもつくれるようだ。
「内容」
イベントの背景やBGM、テキストを設定します。何が起きたのかの中身です。武将の絵は一覧から選べます。
絵の指定は、「プレイヤー武将」や「訪問先武将」などという指定もできます。
「結果」
イベントが発生した結果、起こることです。様々なことを起こせます。
ここでは「武将の勲功上昇」といった小さなところから、「勢力の吸収」など、大局に影響するものまで指定することもできます。たとえば「織田家が徳川家と同盟」、「伊達家が大内家を吸収」などです。
また今作は“隠居”コマンドがついに実装されませんでしたが、イベントを利用することで大名を変更することができるようになりました。これにより御家再興プレイがはかどるはずです。
※「大名の交代」は、血縁にかかわりなく変更可能。家紋には目を瞑らなければならなそうだが、工夫すればなんとかなるかもしれない。山中鹿之助好きな人なら七難八苦イベントを、ぜひ。(尼子勝久の擁立は標準のイベントがありました……)
「歴史イベント」のくわしい作成手順は、公式サイトに掲載されています。
https://www.gamecity.ne.jp/souzou/sr/update.html
(「信長の野望・創造 戦国立志伝」公式サイト)
このエディタ機能については、足りないと感じるものも多いです。特にYes/Noの分岐は欲しかったところ。あとは家紋の変更とか、武将名の変更、拠点名の変更などはできません。細かいところを言えば武将を選ぶ時に一覧から選ばなければならず、名前による検索があれば楽でした。
ただ、私はこのイベントエディタに期待しています。ゲームの幅はかなり広がりそうだからです。戦国伝として作成もできたら更に嬉しかったですが(日時、達成条件が随時確認できるため)。
一回のプレイで有効にできるイベントの数は20のようです。これが多いのか少ないのかはもう少し様子をみないとわからないところです。
ちなみに、他プレイヤーとのイベント共有機能もあります。Windows版はWindows版同士で、PSVita,PS3,PS4では相互に共有できるようです。
訪問コマンドの追加
今までは領地に訪れた武将にアクションを起こすことでしか友好度を高めることはできませんでした。今回のアップデートで、こちらから武将を訪ねて友好度をあげられるようになりました。
評定の時に「調略」内にある「訪問」コマンドを実行することで、武将を訪問できます。
なお、武将が訪問できる範囲は決まっています。所在地の距離が離れていると、訪ねることはできません。戦などで外交上”断絶”している勢力にも訪問はできません。
また、身分によっては訪問中、“建設”などの仕事ができなくなります。
※画像で明るくなっている家紋の拠点を訪問できる。評定の合間に訪問するので、1ヶ月以内でいける場所ということだろうか。ここでは武田家とは断絶状態なので、暗くなっていて訪問できない。
この訪問コマンドは「歴史イベント追加」機能と組み合わせることで力を発揮します。
たとえば、誰かを訪ねた結果、婚姻したり、武将が死亡したり、といったイベントのトリガーとして使えるのです。
受動的だったプレイの改善になりそうです。
「謀反」「独立」コマンドを追加
「謀反」コマンドで別勢力に寝返る、「独立」コマンドで自分の勢力を独立する、ということができるようになりました。
これまでも家臣に勧められたり、他勢力から誘われることで「謀反」や「独立」することはできました。これがコマンド化したので、自分の好きなタイミングで決断できるようになったのです。
「謀反」すると所属勢力が変わりますが、そのかわり勲功が下がります。また、もといた勢力と乗り換えた勢力とは”断絶”状態になります。
「独立」すると、自分が大名になります。独立は城主以上の身分でできるようです。
※実行しようとすると、武将は葛藤する。謀反コマンドは、ちょっとプレイした感じでは繰り返し行っても失敗することはなさそうだ。
投資可能な区画があり、投資可能な武将がいる拠点にフレアを出す機能を追加
不具合修正
- 特定の方法で拠点編集で用地に空きがない状態でも設備を選択できてしまう不具合を修正
- 築城中に進出すると城区画が内政に使える不具合を修正
- 進出時に誤った警告メッセージが表示される不具合を修正
- 破壊された城門が特定手順により耐久度が1になる不具合を修正
- 海津城が築城できない場合がある不具合を修正
- 戦陣録が発生しなくなる不具合を修正
- 一部拠点の初期人口を変更
- その他、誤字や不具合などの修正
(戦国立志伝公式ページより)
ついに3ヶ月にわたる“アップデート三段撃ち”が撃ち止めです。
今回のアップデートでは「歴史イベント作成」機能が目玉だと思いますが、他の機能もユーザーが待っていた機能だったでしょう。また、訪問、謀反、独立は、「歴史イベント作成」と組み合わせることで楽しみも広がりそうです。
「歴史イベント作成」機能自体にはさすがに太閤立志伝のイベコンにくらべれば自由度はないのですが、よくできている感じがして、楽しめそうな機能だと思っています。
まだプレイして間もないので、色々と試してみたいところです。(追記:少々不満が残りますが、それなりだと思います)
また気がついたことがあったら、追記/修正するかもしれません。