1583年6月、景虎派が春日山城への攻撃を開始。
直江兼続の守る春日山城を、15000の景虎軍が取りかこむ攻城戦となりました。
この戦いの目標は天守の攻略です。天守を落とした時点で、春日山城は落城、景虎の勝利となります。
※直江兼続は画像中心に陣取っている。その右上にあるのが春日山城の天守。
軍の構成
景虎派 兵数14823
武将名/ 統率/ 武勇/ 兵数
- 上杉景虎 73/ 56/ 5900
- 北条景広 47/ 67/ 3500
- 小島弥太郎 50/ 93/ 2700
- 上杉景信 54/ 45/ 2100
- 柿崎頭領(義勇) 50/ 60/ 623
(他、後詰 およそ6000)
景勝派 兵数7493
武将名/ 統率/ 武勇/ 兵数
- 直江兼続 91/ 79/ 2700
- 安田顕元 56/ 63/ 2200
- 小笠原貞慶 57/ 68/ 1800
- 砺波頭領(騎馬) 70/60/ 793
春日山城(耐久値9500)に籠城
(後詰なし)
景勝派には後詰はありません。いっぽう景虎派はおよそ倍の兵が参戦し、後詰もあります。
兵数でまさるとはいえ、この戦いに勝利できるかは、春日山城の高い耐久値がどれだけ攻略に影響するかにかかっています。
開戦
さて、両軍は対峙しましたが、景虎は戦がはじまっても動きません。まずは待機し、じっくり攻めることにしました。
目的は2つあります。ひとつは采配ゲージをためて、各武将が戦法を使用できる状態にするためです。
※戦法を使うための采配ゲージは自動で溜まっていく。特にこの戦ではオニコジこと、鬼小島弥太郎の固有戦法“鬼小島”に頼りたいので、鬼小島弥太郎のゲージをしっかりと溜めたい。
もうひとつは味方の後詰を待つためです。後詰が到着すれば景虎軍の総勢は2万ほどになり、万全の備えで攻略にとりかかれます。
春日山城の城門の耐久値は1900。城門を攻撃している間は櫓からの攻撃をうけることになります。その間、どれだけの被害が出るかがわからない以上、うかつに動けません。
天守へとつづく城門は東と南にあります。城を守る3部隊のうち、2部隊が東門、1部隊が南門を守っています。
※普通は上が北だが、ここでは画像上が東門、右側が南門である。わかりにくい。
景虎は守りを固めている東門を避けることにしました。まずは小笠原貞慶が守る南門の攻略をめざします。
さて、しっかりとゲージを溜めたいところですが、春日山城外の中央、開かれた空間には砺波頭領が布陣しています。その数およそ700。
開戦からしばらくすると、景虎軍は砺波頭領と鉢合わせになりました。
※騎馬隊だからかこの布陣、というよりも放り出されてる感じの砺波頭領。
しかし砺波頭領は1万をこえる軍勢を前に、何もできません。景虎軍はこれを迎えうって撃破。
その勢いのまま南門へと攻め入ったのでした。
※”毘”の旗をかかげた砺波衆は、オニコジ隊に踏み潰されてしまった。画像中央の白い旗はまさにその兵たちが倒れてしまっているところ。
鬼小島突貫
おもいがけず南門へと進むことになりましたが、この時、すでに小島弥太郎のゲージは溜まっていました。
小島弥太郎の戦法・“鬼小島”は自隊を強化するだけでなく、自分の前の一定範囲にいる敵を引き付ける効果があります。
それは城門を守る部隊にも有効で、うまくいけば城門前に引っ張りだすことができます。
そのまま城兵を撃破できれば、城門を壊すのは容易です。なぜなら、城門、櫓はその付近に指揮をする部隊がいなければ、まともに機能しないのです。
小島弥太郎は先陣を切り城門へと突入を開始。“鬼小島”による敵部隊の撃破をねらいます。
ただし、小島弥太郎は脳筋武将。武勇は非常に高いのですが統率力が低く、敵からうける被害は大きくなってしまいます。
そこで景虎の副将・上杉憲政が小島隊のうしろから”激励”を発動。統率の低さをおぎないました。
※「儂はもう、これを最後の出陣としたいところじゃ……」憲政様は鉄砲の音を聞いただけで頭痛を起こしたという噂のある迷将。それをこらえ、この戦場でもどうにか小島弥太郎を激励したのだった。
小島弥太郎は城門前にたどりつくと “鬼小島”を発動します。
※鬼小島の効果は、敵を引き寄せつつ自身を強化。猛将っぷりに磨きがかかる。
小笠原貞慶は小島隊のほうへと誘い込まれました。
南門の攻略に集中している一方、広間では動きがありました。待機していた上杉景信が突如として東門に突進していたのです。
直江兼続は当然、景信に対して射撃をしかけてきました。景信はそれなりの被害を受けてしまいます。
※操作をしていない部隊は、配下であっても自分の判断で移動・戦法の発動をすることがあるのだ。しかし城主の身分であるとはいえ、勝手な行動で軍の規律を乱すのは腹筋……否、本来であれば切腹ものなのである。
景虎は景信に後退の命令を出して下がらせました。景信は一応この命令に従いますが、これからの行動に注視しなければなりません。
※景虎に命令され、赤くなりながらしぶしぶと後退する上杉景信。
南門では”鬼小島”発動のタイミングが遅かったため、城門前に引きずりだすことに失敗。門を守る小笠原貞慶は落ち着いた守備をみせていました。
さらに貞慶は“狙い撃ち”を発動して、小島弥太郎を苦しめます。
※戸惑っていると小笠原貞慶が狙い撃ってきた。攻撃部隊で城門前をふさぐと、敵部隊も城門から出れなくなる。”鬼小島”を発動するときにはきちんと距離を調整しなければならないのだ。
これに対して景虎は後詰として到着した北条高広を南門にさしむけて、小島隊のうしろから貞慶を狙わせました。
小島弥太郎と北条高広、景虎派を支える二人の名将の攻撃に、貞慶の兵はみるみる減少します。貞慶部隊はほどなくして壊滅しました。
しかし、続いて城内からかけつけた安田顕元が南門の守備につきます。
先頭に立つ小島隊は傷つき、すでに兵数も1000人を切っていました。やはり名城・春日山城の城門を破るとなると消耗します。
景虎は小島弥太郎を下げて北条親子を前面に送りだします。安田顕元はこの景虎軍波状攻撃の前に敗走しました。
※北条高広も1000以上の損害。この城門を攻略するために、4000程度の兵を失った。
これで、春日山城を守る将は直江兼続のみ。この時点で景虎軍12000VS直江兼続2600となっており、大勢は決していました。
景虎は将を失った城門の突破に成功。
城代・直江兼続が待つであろう、本丸前の城門へと兵をすすめたのでした。
※ここで一気に畳み掛けよ! 北条高広は子・景広とともに城門を突破、春日山城の中へと兵をすすめた。
東門では、ふたたび景信が待機の命令に背き、勝手な行動を開始。城門前に歩を進めます。
そして景信は城門前で敵部隊と遭遇します。そこには門から打って出る直江兼続の姿がありました。
なんと敗色濃厚となった直江兼続は本丸へとは向かわず、出陣して景虎軍の背後へと攻撃をしかけてきたのです。
※ゲェッ兼続! これを見て、今までさぼっていた国人衆・柿崎頭領もさすがに重い腰を上げて動き出す。
さらに直江兼続は挑発を発動。
※紫のオーラを放つ兼続。「利いたふうな口をきくなーーー!!」 と叫んでいるかどうかは別に定かではない。
奮迅の働きをみせる兼続隊にかなわず、上杉景信、ついでに柿崎頭領も敗走します。
兼続は一矢報いようとしたのか、景虎のいる南門へと猛進。景虎は兼続隊を止めるため、小島弥太郎を向かわせました。
弥太郎は“鬼小島”を発動、兼続と互角の戦いとなります。
しかし、小島部隊もその勢い押され、敗走の危機に陥ります。その状況を見て、景虎も迎撃の準備に出ました。
そこに景虎の後詰が到着。
桃井義孝も背後から迫る状況ですでに勝ちの目がない兼続隊は、なおも景虎の背後を狙いますが、城門にたどり着くことなく力尽きます。
しかし、その部隊は最期まで景虎の待つ南門を向いていました。
※これで景虎と兼続との戦いに、一応の終止符がうたれたのかもしれない。
景虎軍は、兼続の敗走によって防衛機能を失った春日山城の本丸に突入。
※天守を攻撃しても、反撃はできないので味方武将に被害はない。景虎に殴られる三層天守を残し、すでに将のいない春日山城は、落城をまつのみとなったのだ。
景虎の攻撃によって天守は陥落します。春日山城は、景虎派の占領するところとなったのです。
春日山城の攻略を契機に、上杉謙信の逝去からおよそ3年にわたる景虎派と景勝派の争い。上杉家の家督をめぐる戦いとしての『御館の乱』は、収束に向かっていくことになります。
景虎の抱いた己の居場所を得るという決意も、これで実現に大きく近づいたのでした。
次回、(おそらく)最終回です。
投稿者様お疲れ様です。
戦国立身伝で追加された攻城戦ですが、門を破壊する以外やれることがない為、戦略性がないですよね。天下創世みたいに門以外を攻めれたり城下町を攻撃出来たりしたら面白いと思うんですが…。
そんな中、鬼小島で引き寄せの激励と組み合わせ抜群ですね。
次回最終回は残念ですが楽しみにしています(^^)
>タローさん
コメントありがとうございます!
たしかに攻城戦に戦略性はないと思います(^_^;)
その中で鬼小島には期待を込めましたが、私はそれすらも失敗しました。無念です。
>天下創世みたいに門以外を攻めれたり城下町を攻撃出来たりしたら面白いと思うんですが…。
私もそう思います。城下や改修がもっと戦闘マップへ反映されていれば面白くなりそうですし、少なくとも雰囲気が出ますよね。
楽しみにしてただいて恐縮です。次回は今週中に更新したいと思っています。
読んでいただいてありがとうございます!mm
景虎の野望完結(予定)お疲れ様です
いつも楽しく読ませて貰ってます
戦国立志伝はまだエラー多いし目玉アプデも遅いのが残念ですが、創造シリーズは無印からかなり遊んだのでこちらのプレイレポートすごく楽しんで読んでます。
上杉景虎はpkではイベント回収のためにプレイしましたが、私も戦国立志伝ではどっぷり遊びました。戦国立志伝向きの武将の一人ですよね。
これからも楽しみにしています。
>ダイナマイト兄貴さん
コメントありがとうございます! 書いてる人です。
このブログを楽しんでいただいているということで、恐縮です。
戦国立志伝は次回が”アップデート三段撃ち”の最後(三段目)になると思いますが、どう変わるのか楽しみですね。
ダイナマイト兄貴さんも上杉景虎でどっぷりプレイされたのですね。
景虎はおすすめ武将だけあって、御館の乱イベントの当事者というところもいいですよね。私もどう動くかで楽しめたと思います!
読んでいただいてありがとうございます!mm