1581年10月、上杉家(景勝派)は武田領・上原城へと兵をすすめていましたが、武田家の諸将、真田昌幸らに撃退されました。景勝軍は攻略をあきらめ、自領へと撤退します。
伊達領・米沢城への侵攻もまた、援軍にかけつけた最上家当主・最上義光らの活躍によって撃退。けっきょく、景勝派の二方面攻略作戦は失敗に終わったのでした。
いっぽう、山内上杉家(景虎派)は景勝派が失敗した隙をついて上杉領の奪回をこころみます。上杉家当主として、なんとしても景勝が占領している春日山城を攻略しなければなりませんが、そのためには兵が足りません。
まず柏崎城、坂戸城の攻略をめざして領内から出陣。足場をかため、春日山城攻略のあしがかりにします。
※柏崎城と坂戸城を攻略すれば、景勝派を東西に分断することができる。画像中央北にあるのが柏崎城、南の山城が甘粕景継家の居城になっている坂戸城だ。
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柏崎城の攻略部隊(合計4300)
上杉景虎の直轄になっている北条城から出た2部隊
- 上杉景虎 3300
- 本庄実乃 1000
栃尾城の攻略部隊(合計5000)
沼田城をまかせている北条高広を中心に、領内からかきあつめた3部隊
- 北条高広(2400)
- 小島弥太郎(2300)
- 北条景広(1800)
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さて景虎隊は無事に柏崎城下につき、城の包囲をはじめようとしていました。
しかし、上杉景勝はこの状況をうけて、みずから3100の兵で後詰にむかっていました。
※景虎の裏切りをうけて、怒りに燃えているのだろう。だが、景勝がひきいている春日山城兵は無理な攻略作戦がたたって練度が3と低く、能力値にマイナス補正の↓が並びまくっている。
この後詰をたよりにして柏崎城に篭っていた東禅寺勝正は400の兵で打って出ます。そこに北越後の国人衆・本庄繁長がかけつけ、柏崎城を防衛する兵は1200になりました。
ここに景勝隊が到着すれば、兵数は4300。景虎の軍勢と互角になります。ただ将の能力には差があり、さらに攻めるがわである景虎は厳しくなりそうです。
そこで柏崎城を一気に攻略するために攻城戦をしかけることにしました。景勝が城に到着するまえに勝負を決めてしまうのです。
※城下に配置された部隊に合戦をしかけると、攻城戦が発生する。
景虎は柏崎城で攻城戦を展開。柏崎城の戦いがはじまります。
天守を落とせば「攻城合戦」では勝利となります。ここは戦力が優位なうちに天守を落とし、それから占領した柏崎城で景勝を迎撃することとします。
しかし、天守にたどりつくまでには3つの城門を突破しなければなりません。
景勝が到着するまでどれだけかかるかわかりませんが、その前に勝負をつけたいところです。
上杉景虎と本庄実乃は兵の分散を避け、部隊をかためて城の南側から攻めることにしました。
南門を守るのは東禅寺勝正400。景虎は南門につくと同時に勝正隊を発見し、両軍の交戦がはじまります。
会津を攻略した経験から城攻めにもなれてきていた景虎は、てぎわよく攻略をすすめます。
南門はあっという間に壊れました。
※柏崎城はほとんど改修されていない。そのため、城門の耐久値も133と非常に脆く、南門には黒煙があがった。
しかし、景虎が城門を突破するのとほぼ同時。城の西側に景勝隊が到着します。
これで両軍の兵数はほぼ互角というか景虎側がちょっと劣勢となってしまいました。景勝はまだ城の外ですが、もたもたすれば景勝に背後・側面を突かれることになって危険です。
撤退が頭をよぎって迷うところですが、景虎はそのまま兵を進めることを決断。天守をめざして進軍します。
二つめの門は東禅寺勝正といれかわり、猛将・本庄繁長が守っていました。
※本庄繁長は統率84、武勇83の猛将。景虎は統率71、武勇54なので、その凄さがわかる。
景虎は城門を強攻しますが、本庄繁長の必死の守りによって被害は拡大します。とはいえ、城門はあまりに頼りありません。あっけなく破壊しました。
しかし、繁長も負けてはいません。戦法“咆哮”によって乱戦を強化。寡兵でも景虎の軍勢に負けない奮戦をみせます。
景虎隊は苦戦しますが、斉射などを駆使してなんとか繁長を撃破しました。
※武将視点と俯瞰視点は、戦闘中に自由に切り替えられる。武将視点の方が有利になる時は、武将視点で攻略するといいと思う。しかし、場合によっては視点を変えるだけで即敗北するというバグがあるので注意。(発生の条件はよくわかりません)
この時、景虎軍2663、景勝軍は3500で、差が開いてしまいました。その景虎を上杉憲政が激励します。
※この儂までもが戦に出たのじゃ、負けは許されんぞ!(つーか、なんで儂がこんな戦場に出ておるのじゃろ……)
景虎はようやく最後の門に攻撃をはじめます。この門を突破すれば、本丸。天守は目の前です。
ところが、ここで西側から景勝が到着。景虎と景勝は城内ではち合わせになりました。景虎は側面を突かれるかたちとなります。恐れていた状況となってしまいました。
※敵の援軍だと? おそいおそい。すでに本丸は目の前、景勝派の弱兵の相手など、この老いぼれで十分じゃ。
この危機に、景虎の後ろにひかえていた本庄実乃隊が西側に飛び出し、景勝隊の足止めをこころみます。
※しまった! こいつは上杉景勝だ! ココは儂に任せて先に行け!
実乃隊は思った以上に頑張りました。景勝の攻撃にたえきれず壊滅。副将としてついていた上杉憲政ともども徹底しましたが、時を得た景虎隊はどうにか最後の城門を突破します。
さらに景虎は戦法、“臨戦”を発動。東禅寺勝正をしりぞけて、館へと猛進。景勝もその後を追います。景勝隊2300に対して、景虎隊は900。追いつかれれば、かなり危なくなります。
しかし景勝は臨戦で速度をあげている景虎においつけません。
※さらに景勝は広間でモタついていた。統制がとれていないようだ。
そして景虎は、ついに柏崎館にたどりつきました。館に一斉に矢を射かけますが、景勝も目前に迫っています。
※急いで館を落とさなければならない。館は天守としては心もとなく、ほとんど耐久力はない。
けっきょく景勝隊は目前に迫りながらもついに景虎に追いつけませんでした。
柏崎城は景虎の猛攻の前に落城。景虎の手に落ちました。
館を落とされた景勝軍は総崩れ。景虎の追撃をうけて四散し、散り散りとなって春日山へと逃げ帰ります。
※今作では天守が落ちた時点で戦闘に参加していた敵部隊は撤退するようだ。景勝は無念の撤退。背後に小野寺も居る気もする。
こうして上杉景虎は、景勝との緒戦を勝利で飾ったのでした。
お久しぶりです
白熱の攻城戦楽しみました。武将視点の絵は格好良いですね
今回は憲政キャラが良い味でてる
ってか伝令が一番有能そう···
>茨木城さん
コメントありがとうございます! お久しぶりです
武将視点だと、攻城戦もなかなか見ごたえがあります。
城もいいのですが、たおれた馬とか兵士がそのままになっていたり拡大してみると意外に発見があります。
>伝令が一番有能そう···
私もそう感じていました。伝令でありながらも普通に統率80くらいありそうですよね。
上杉憲政より優秀そうです。残念です。
はじめまして。
いつも楽しみにみています。正直言って、数ある創造系プレイレポートのなかで一番面白く読ませていただいております。
いろいろお忙しいとは思いますが、無理なく更新をお願いいたします笑
>セッサイさん
はじめまして。書いてる人です。コメントありがとうございます!
楽しんでいただいているということで恐縮です。
土曜の夜あたりには無理なく更新するかもしれません。。
読んでいただいてありがとうございます!mm