1544年4月、尼子家が大内家に従属したことで、三浦領では仮初めの平和が訪れました。
このころ三浦家の兵数はおよそ20000。中国地方における大国としての道を歩みはじめたのです。
備中を攻略した結果、赤穴光清らが三浦家に鞍替えしました。三浦貞久は赤穴光清を新たに得た比熊山城主に任命します。
さて、三浦-尼子間の争いは収まったものの、中国地方では小競り合いが続いていました。
尼子詮久は領土拡大をめざして、三浦領・八橋城を抜けて鳥取城へと侵攻。自らも月山富田城から出陣し、合計およそ9000ほどの兵を出します。
侵攻をうけた山名祐豊は赤松家に援軍を要請。はじめ尼子軍が優勢でしたが、赤松政秀が援軍にかけつけると戦況は逆転し、尼子詮久の鳥取侵攻は失敗に終わりました。
その隙をついて浦上家・宇喜多直家が尼子領・多里城へと侵攻。この場は大内家が介入して撃退しましたが、尼子家は以前と比べてかなり落ち込んでいました。
※大内家からの援軍は、なんと尼子誠久。尼子から離れ、大内家に降ったらしい。
一方、安芸の毛利元就は謀略によって、少しずつ勢力を拡大。
三浦貞久は領内に神社を作ったりしていました。
同年、夏の終わりに大内家と三浦家の同盟は解消。これで尼子家と三浦家の間の不戦関係もなくなります。両家の間には一気に緊張が広がりました。やはり尼子家との因縁に終止符をうつには、尼子家を滅亡に追い込む必要があるのです(?)
三浦家は尼子家攻略の準備をしていました。
状況を確認すると、三浦家の兵25976に対し、尼子家は8214。尼子詮久が鳥取で敗北したこともあって、その兵数差は3倍ほどになりました。これなら、三浦家が戦で負けることはありません。
残る尼子領は出雲の月山富田城、多里城、三刀屋城、新山城。安芸にある佐東銀山城の5箇所です。佐東銀山城は遠く、たどりつくには毛利領を抜ける必要があります。ひとまず出雲4城の攻略をめざします。
※安芸・佐東銀山城は画像中央左端にある。途中に毛利家があるので、攻めづらい。
その攻略の障害になるのは、背後にいる尼子家の主家・大内家です。大内家は全国1位の国力をほこる超大国。兵数は65000ほどで、下手に相手をすると、泥沼の戦に突入するかもしれません。
そこで、まず大内家に援軍を要請して停戦することにしました。大内家が手出しのできないうちに、強引に出雲を攻略するのです。
さっそく貞久は、大内家に使者を派遣。出陣のころに停戦をもちかけることにします。
次に、ここにきて台頭してきた毛利元就にも注意しなければなりません。勢力の位置が近く、尼子攻めの留守を狙って三浦領に攻めてくるかもしれないのです。
貞久は朝廷への工作を再開。攻撃をうけたときに毛利家と和解するためです。
さらに、その和解の間に毛利領を通過、安芸・佐東銀山城を攻略すれば、尼子家の滅亡は目前です。
朝廷への工作はすぐに完了し、準備は整いつつありました。
1544年10月、着々と戦の準備をすすめる貞久のもとに薩摩・島津貴久から使者が到着。
大内家を脅威に感じた島津家が、反大内連合をうちたてたのです。使者はその勧誘でした。
※1544年10月、島津家を盟主として大内家の打倒を目指す反大内連合が結成されました。
情勢を確認すると、九州にある勢力の大半は反大内連合に加盟しています。それでも兵が足りず、三浦家が入ることでなんとか大内家に対抗できる、という状況でした。
ここで三浦家は決断を迫られます。反大内連合に加盟し、尼子家もろとも大内家を討つべきか。加盟をみおくって、予定どおりの攻略をするべきか。
でも、やはり大内家を相手にすると面倒なことになるのでこの誘いを断り、予定どおりひっそりと尼子家を攻略することにしました。
その翌月、1544年11月。戦の準備をととのえた三浦家は、各城から尼子家の本拠・出雲にむけて出陣。まず月山富田城、多里城を目指します。10年にわたる尼子家との因縁に決着をつける時が訪れました。
※三浦党もここまできた! 尼子詮久にも滅亡の味を教えてやるのだ!
戦の前に、まず大内家に援軍を要請。8ヶ月の停戦状態となります。この8ヶ月の間に、尼子家を一気に滅亡に追い込むのです。
尼子家は鳥取での敗戦の傷が癒えていないので、まともに兵を集めることができません。多里城はあっとういうまに三浦軍に包囲されました。
その包囲のさなか、安芸に動きがありました。やはり毛利家が翁山城へ攻撃をしかけてきたのです。その総勢6500。
貞久はさっそく公家に依頼し、和解に持ち込もうとします。
ところが実行できません。毛利家が大内家に従属しているためなのか、交渉ができず。三浦貞久の朝廷工作は無駄となり、毛利家との対立は避けられないものとなりました。
期待してましたよー これからが本番ですね。頑張って下さいーーーー
>戦国大好きさん
コメントありがとうございます!
そうですね! これからが本番です。でも、本番はすぐに終わるかもしれません。本番を無事に終えられるように頑張ります!
応援いただきありがとうございます! はげみになりました。
遂に毛利とですか
安芸を獲れれば大きいですけどいかんせん強いですし、かといって尼子を生かしておくのも…
難しい状況ですね
前回のコメントで佐東銀山城を周防高森城と言ってましたが
失礼しました…城ひとつ分勘違いしてました
毛利、尼子攻略頑張ってください
>相模原さん
コメントありがとうございます!
プレイリポートの目標が尼子家の滅亡なので、尼子家は倒さなくてはなりません。なので強行策で毛利家も倒すことにしました。強敵を相手にすることになりますが、三浦家はもう突き進むしかないのです。主に公家麻呂様のせいですね(?)
城の位置はあの画像だとすごくわかりづらいですよね。なんだかこちらこそ申し訳ないです。
応援いただき、ありがとうございます! はげみになりました。
この状況見覚えが・・・(;´д`)笑
私も小笠原家でやってた時に松平家と調停和解しようとしたら、
今川に従属してるから和解が選べませんでした。
まさにガビーン!でしたよ_| ̄|○
従属国のクセして1万とかの大軍で迫ってくるので、
上級の絶望感は半端なかったです笑
>なみたろうさん
コメントありがとうございます!
毛利家とはすんなり和解できると思っていたので、とてもショックでした。
そのためしばらく動悸がおさまらず、更新できなくなってしまいました。最近更新がないのはそのためです。
なみたろうさんも相当ショックを感じたことと思います。でも、それを乗り越えるのもこのゲームの醍醐味なのかもしれません。。
はじめまして!前々から楽しく読ませていただいてます。今回僕もマネして、まったく同じ条件で三浦家で初めてみました(笑)一応クリアしましたけど、やっぱり最初が苦しいですね。僕の場合序盤で晴久が寝返ってくれたのと、大内が積極的だったのに便乗できたことが大きかったですね。もちろん惣無事令クリアです。
次は毛利ですか、、頑張ってください!応援してます!
>島津の退き口さん
コメントありがとうございます! はじめまして。書いている人です。
なんと、三浦家でクリアされたのですね。おめでとうございます!
晴久が寝返ったとは……何があったのでしょうか。祖父との不仲でしょうか。いろいろな状況が楽しめるのも、信長の野望の面白いところですね。
応援いただき、ありがとうございます! はげみになりました。
最近、無印はじめましたがここのレポート最高です!
いちいちコメントがおもしろいので電車でほくそえんでます。
>mokoさん
コメントありがとうございます! 書いている人です。
おお、電車内で……。たまにアレな部分もあるかもしれませんが、おつきあいください^―^;
読んでいただいてありがとうございます! はげみになりました。
最近見始めましたが面白いです。
会戦上手いな〜と思いながら楽しんで読んでます。
>羽州の子狐さん
コメントありがとうございます! 書いている人です。
楽しんでいただけているということで幸いです。
じつは、会戦は上手いのではありません。上手いふりをしています。上手いふりをしながらプレイすると楽しいのでおすすめです。
読んでいただいてありがとうございます!
毎週のジャンプより楽しみです!
コメントありがとうございます! 書いている人です。
さすがに恐縮ですが、ジャンプくらいの更新頻度になるように頑張ります!(ほどほどに)
三浦家も豪族から立派な有力大名になりましたね。(すごっ!)
最近、夢幻の如く真田家ではじめました。戦国伝を発生させると徳川と婚姻状態に!
面白くないので破棄したら、三方(徳川、北条、上杉)から攻められてます。忠勝の蜻蛉切に
なかされてます。
>茨木城さん
コメントありがとうございます!
三浦家の内部事情はどうなっているかわかりませんが、領地だけは非常に広くなりました。。
夢幻の如く真田家。また厳しそうな条件ですね。しかも婚姻しておいて破棄するとは、無骨というか……男気に満ちた表裏比興です。
強敵たちから真田領を守り通すこと、ぜひ頑張ってください!