【大崎家の野望】その3 独眼竜を討て

大崎家と葛西家の争いに乗じて領土を拡大せんとする独眼竜・伊達政宗は、大崎領・中新田城を強襲して包囲。佐沼城攻略の途上にあった片倉小十郎も、進路を変更して中新田城の包囲に加わったのでした。

大崎義隆は佐沼城の守備にあたっていた一栗高春、一栗放牛を中新田城へと向かわせ、防衛会戦を展開します。

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※一方、南条隆信はいったん名生城へと帰還した。

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【大崎家の野望】その2 佐沼城の攻防

伊達家が葛西家に援軍を派遣したことを受けて、当家は佐沼城を強行。伊達家の援軍、伊達成実の到着をまたず、佐沼城は落城しました。

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※涼しい顔をして佐沼城を落城させた南条隆信。でも、伊達成実が近づいていて、かなりやばい状況である。

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【大崎家の野望】その1 大崎の乱

☆未読の方は、まずはプロローグを読んだほうがいいかもしれません。

 

1586年11月、大崎家は伊達家に対して反旗を翻し、従属破棄の使者を送りました。

その返答はすぐに返され、大崎家は伊達家から独立することとなりました。

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※伊達政宗「愚かだな……俺と手を切り、生き延びられるとでも?」
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九州征伐 上級 大崎家 プロローグ

天正14年、豊臣家は九州征伐に乗り出す。戦乱の世は収束しつつあった。その頃、奥州では独眼竜・伊達政宗が圧倒的な力で支配地域を広げ、奥州の覇者にならんとしていた。そこに誰の耳に届くこともない微かな音が響く。それは戦国乱世に翻弄され没落した名家―――大崎家による反撃の胎動であった。

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