【扇谷上杉家の野望】その14 その大樹の名、上杉

1544年1月。衝撃的な事件が起きます。

北条氏綱、死す。

扇谷上杉家にとって最大の障壁であった北条家。その北条家を牽引してきた氏綱の死は、すぐに扇谷上杉家当主・上杉朝興も知るところとなりました。

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※逝きよったか……。ふん、この手で切腹させられなかったことは、この朝興、一生の不覚となりそうじゃな。

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【扇谷上杉家の野望】その13 さらば憲政、悲しき鉄槌

1543年2月、反・上杉連合の結成に対抗する、親・上杉連合が結成されました。しかし、親・上杉連合に加盟する勢力はなく、このままでは扇谷上杉家の体面が保てません。

扇谷上杉家当主・上杉朝興は大田原資清のすすめに従って、長尾家を親・上杉連合に誘いこみます。

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※為景「うむ、よかろう。我らも親上杉連合に加盟し、共に伊達家を討つ」

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【扇谷上杉家の野望】その12 杉は枯れず

1541年3月、山内上杉家に動きがありました。様子をうかがうと、どうも古河足利家の従属勢力、佐野家の唐沢山城へと侵攻を始めたようです。

それを受けて、古河足利家は佐野家に援軍を派遣。山内上杉家と古河足利家との合戦が始まりました。

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※山内上杉家からは、現状に対する危機感がまったく感じられない。

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