『信長の野望・大志』をプレイしての感想(1)

とりあえず、川中島の戦いシナリオ中級の南部家でクリアしました。区切りがいいので、この段階での感想です。今回書くのは決戦というか、決戦で疲れたことについてです。多少ネタバレもあるかもしれません。

 

決戦

『信長の野望・大志』では、部隊同士の戦闘を「決戦」と呼びます。決戦はこんな画面でおこなわれます。


敵味方の部隊同士がある郡で遭遇すると、そのままマップが拡大して決戦となるのです。マップに力を入れた今作の目玉といえるかもしれません。

このゲームでは自分の軍勢を動かす時には、いったんどこかの城で集結してからまとまって行動します。

その軍勢と敵の軍勢がぶつかると強制的に決戦になります。ここが前作『創造』とちがいます。創造では合戦の方式を全国マップ上(簡易戦闘)か、決戦(会戦)かを選べたからです。

私は『信長の野望・大志』をプレイして、かなりの時間を決戦に費やしました。この決戦が楽しめるかどうかが、現状、信長の野望・大志を楽しめるかを決めるポイントだと思っています。(自分で決戦をしないぬけ道はあります)

 

領地拡大を目指して決戦を繰り返すのだ


※武将ごとに旗印も違いがある。上杉謙信は”龍”の文字。

大志では戦国大名が領地を広げるには他勢力と戦をするしかありません。

プレイヤーのクリア条件を満たすには日本の大半半分以上を領地にする必要があります。クリアを目指せばどこかで決戦に触れることにはなります。

大名家にとっては、経済も外交もすべては領地拡大、戦のためにあります。『信長の野望』シリーズの大半の作品に言えることかもしれません。すくなくとも大志はそう。大志を楽しむためにも、この決戦はうまくなりたいところです。

 

決戦の仕様

決戦はターン制です。ターンのはじめに部隊に移動などの指示を出すと、リアルタイムでその通りに動きます。そしてその様子をながめます。次のターンになり、また指示を出す。この繰り返しです。

『創造PK』をプレイした人からすると、会戦が途中で止まるようになった、と言えばわかるでしょうか。

一回の決戦で、8部隊くらいに指示を出すことになります。


※慣れてくるとほぼルーチンワークになってくる感も

 

戦況・士気

決戦では『戦況』という要素があります。戦況が完全に傾くか、総大将の兵数が0になった軍が負け。規模の大きな決戦では総大将の兵を0にするのは大変なので、戦況を傾けることを目指すことが多いと思います。戦況は部隊が壊滅したり様々な場面で傾きます。

また今作では部隊ごとの士気があります。士気が0になると潰走状態になって部隊が弱くなり戦況も悪化します。

 

決戦を繰り返した感想

この決戦、はじめのうちは楽しめました。しかし勢力がある程度まとまってくる中盤以降がつらかった。私のプレイでは決戦が連発しました。そして疲れました。

大志では兵の回復速度がとても早いのです。せっかく決戦に勝っても、敵勢力はすぐに体勢をととのえてきます。おそらく死者が非常に少ないせいです。

私の南部家プレイでは特に北条家の攻略が難所でした。東北をあらかた統一して関東に進出するころには一帯を支配していて、兵の数も北条家の方が上。宣戦布告をして大軍同士の一大決戦で北条氏康を打ち破って余韻に浸っていました。


※一大決戦に勝利することで、相手の戦意が大きく下がる

でも翌月には再集結を開始。またすぐに北条軍と決戦をしなければならなくなったのです。


※戦意がなくても戦える! 北条氏康がアップをはじめたようです

ようやく名将を打ち破った喜びは、そのまま徒労感になりました。

 

また、包囲している城の守備兵が飛び出してくることがあります。それも『決戦』になります。

ひとつの城を包囲している間に別の城の兵が回復。城を落としたら別の城を包囲してそのたび『決戦』です。そうしているうちに回復した兵で部隊を集結しはじめ、また『決戦』。領内では戦が長引いたと民が怒って一揆が起きはじめます。

仕方ないので講和して一定期間、戦争状態を解消するのですが、休戦期間のうちに兵がととのうので、次に攻めるころにはまた大軍勢同士の『決戦』が始まります。

この決戦の連続という状況は、投げ出して仕方ないと思います。私は数百時間を『信長の野望・創造』シリーズに費やすような人なのでなんとかなりました。

 

最終的にたどりついた攻略は、物資にものを言わせる作戦でした。こちらから複数の軍勢を出すことで相手の兵糧を干上がらせて出陣させられなくしたのです。一揆も無視。これでようやく攻略できました。上級でも通用するかはわかりません。

しかし兵糧がなくても城からは飛び出してくるので、やはり『決戦』をし続けることにはなりました……。

 

信長の野望・大志に向く人

今思ったのですが、この戦闘は創造PKより戦国立志伝に近いかもしれません。そういうわけで、『創造 戦国立志伝』の合戦が好きだった人、多くの決戦をこなせる気の長い人がこの大志に向いていると思います。

ただ、今後また別の答えが出るかもしれません。その辺も考えてみたい、プレイリポートにまとめてみたい気はしています。

 

終わり

決戦自体の感想というわけではなく愚痴でした。また決戦自体の仕様や別の要素について感想を書くと思います。

 

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『信長の野望・大志』をプレイしての感想(1)」への2件のフィードバック

  1. 羽州の小狐

    お疲れ様です。
    なんというか…普通の人にとっては決戦を楽しめるか楽しめないかがそのまま大志の評価になりそうですね。
    そのままだととても大変そうなので戦闘での死者数や決戦するかどうか選べるようにそのうちアプデで選べるようになるかもしれませんね。

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >羽州の小狐さん
      コメントありがとうございます!

      >普通の人にとっては決戦を楽しめるか楽しめないかがそのまま大志の評価になりそうですね。
      はい。決戦の数が多いので……。

      ただ、クリアを目指さない人も楽しめるかなと思いました。ある程度プレイしたらそこで満足できれば、たとえば北条氏康で関東を統一して満足できれば、決戦が続いてもそれほど大変ではないかもしれません。

      どういう形になるかわかりませんが、本当にアプデで対応されるといいです。今作はどれだけアプデがあるのか……。あんまり期待はしていません^_^;

      返信

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