【三浦家の野望】その22 山道を抜けて

1545年9月、三浦家当主・三浦貞久は尼子詮久から奪い取った月山富田城に入城。

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※アラフォーになった三浦貞久。政治力が高い。

 

 

一方、宿敵・尼子家の領地はこの時点で佐東銀山城だけ。ついに三浦家が尼子家攻略の総仕上げをする時がきました。

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※このプレイは尼子家滅亡が目標なので、佐東銀山城を攻略する必要がある。

 

しかし侵攻ルート上には毛利家があり、当家と敵対しています。

毛利家は大内家に従属しているので、直接外交をすることができません。毛利家と停戦状態になるには大内家と同盟を結ぶ必要があります。

 

ところが、尼子家も大内家に従属しています。大内家と同盟を結べば尼子家とも停戦状態になって攻略できなくなります―――。

 


 

さて、先の戦のさなか、三浦領・翁山城は毛利軍の攻撃を受けていました。

しかし公文重忠による陽動が成功。翁山城は守りきられました。翁山城の援軍、行松正盛は神辺城へと兵を引く毛利軍を追撃、合戦のすえに両軍はいたみわけとなります。

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※翁山城主・中村則治も危機を逃れた。

 

毛利軍は名称揃い。なかなか攻略が難しいかと考えていましたが、意外と対抗できることがわかりました。

毛利家の兵数を確認すると10119。三浦家27227の半数以下にすぎません。落ち着いてみれば、毛利家はそれほど脅威ではなかったのです。

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※と言っても、超有名武将・毛利元就の能力値は迫力。

やはり、この状況で手っ取り早いのは毛利領を攻略してしまうこと。ここは毛利領を攻略し、そのうえで尼子領・佐東銀山城へと攻めこむことにしました。出陣は、兵の回復を待って10月としました。

 

この戦にさきだって、大内家には援軍を要請して停戦。これで大内家がこの戦に介入することはありません。

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※大内義隆も面倒事には頭を突っ込みたくないのか、素直に停戦に応じた。戦の後は面倒なことになりそうではある。

 


 

そして1545年10月、三浦貞久は毛利家に宣戦布告。領内から兵を繰り出しました。自身も月山富田城から毛利領へ出陣して毛利攻略に乗り出します。

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毛利家はこの動きに対し、備後・神辺城の守りを固めました。両軍の主力は神辺城に集まります。

貞久は毛利元就に対し大会戦をしかけ、これを決戦としました。

miura1_22_8※三浦家21802 VS 毛利家10949。倍くらいの兵数差。

 

両軍は雨に湿る雀の地で対峙しました。

 


 

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雀の戦い

三浦軍(兵数21802)

(兵数/ 統率/ 武力)

  • 三浦貞久(5610/ 70/ 68)
  • 三浦貞盛(4300/ 62/ 64)
  • 庄為資(2010/ 59/ 38)
  • 他 4部隊

 

毛利軍(兵数10949)

(兵数/ 統率/ 武力)

  • 毛利元就(3945/ 107/ 90)
  • 吉川元春(1538/ 93/ 93)
  • 小早川隆景(1635/ 88/ 74)
  • 他 3部隊

 

敵の配置を見ると、右翼が左翼より1部隊多い。ここは敵右翼の2部隊をこちらの余力でひきつけ、主力で中央の敵本隊を攻めます。

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※敵右翼を担うのは、小早川隆景。

 

今回は積極的に『離間』をねらいます。庄為資の副将になっている中村則治が持つ戦法です。

この会戦で毛利軍を打ち破った後はそのまま毛利領を攻略したいところ。できるだけ被害を少なく勝利をおさめたいのです。

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※『離間』をかけられた敵部隊は同士討ち状態になるので、うまく決まれば被害は少なくなる。謀将・毛利元就に、謀略で勝つ。中村則治。

 

会戦が始まりました。左方、石川久智が前進すると、さっそく小早川隆景を発見。

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隆景は久智に対し、『三本の矢』を発動してきました。

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※『三本の矢』は、射撃中にまれに敵を混乱させる戦法。でもその矢はたぶん、本当はそういう使い方ではない。

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※「我らが矢を受けよ!」と、三本の矢を放つ小早川隆景。

 

 

一方、右では井上元兼を発見しますがそれを無視。

鶴頭領(忍者)を敵中央の背後にむかわせ、陽動にあたらせます。

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結果、毛利元就らをうまいこと誘導することに成功。

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※左方では、小早川隆景は孤立させたが、2部隊の分断は失敗した。

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中村則治が懐に潜り込んで離間を発動しました。

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※中村則治が謀将をしてやったり。

 

そして毛利元就、吉川元春、渡辺通隊が混乱。同士討ちをはじめました。ついでに背後から攻める貞盛が『逆撫で』を発動。毛利元就の守備力を下げます。

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※吉川元春と親子喧嘩になったな

 

その結果、敵部隊は荒れ、つぎつぎと潰走。小早川隆景も雀頭領と相打ちになって退却。毛利元就隊は四方を囲まれて壊滅しました。

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※毛利元就もこれだけ包囲され、身動きがとれなくなった。

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こうして三浦家は6000ほどの被害で、雀の戦いに勝利したのです。

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※戦果として余録とかを習得しました! 大会戦に勝利すると、こうしていくつか特性がもらえる。

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※余録は貞久が修得した。天下は目指さないが。

 


 

 

三浦軍が包囲をはじめると、毛利家に所属していた領主たちはつぎつぎと三浦家に降伏。わずかひと月で毛利家は居城・吉田郡山城を残し、影響力を失いました。

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※鏡山城は我らに降るとのこと

 

 

侵攻ルートを確保した三浦軍は、そのままこの戦の本丸、佐東銀山城へと攻め上がります。

尼子詮久はこの状況を察して自ら警戒の兵を出していましたが、三浦軍が近づくと城へ退却。

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両軍は佐東銀山城下で衝突します。しかし、支城一つの勢力になった尼子家が三浦の軍勢に抗うことはできません。詮久隊もあっけなく壊滅し、佐東銀山城は包囲されました。

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※尼子詮久! ここで雌雄を決してくれよう!

 

 

一ヶ月後、1546年3月、佐東銀山城は落城。

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※「佐東銀山城、我が手に落ちたぞ!」 やっぱり最後はこうなるんですよね。

そして貞盛は野戦名人になりました。

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※貞盛メソッドが完成。

 

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※「1546年3月、尼子家は三浦家によって滅ぼされました」 三浦家の野望は果たされたのだった。

 

 

 

こうして三浦家は一応の家名存続をはたし、戦国時代に名乗りを挙げたのでした。最終的に三浦家は人口は全国5位、兵数は7位になりました。

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※みごと下克上をはたした三浦貞久。戦国の荒波を強引にかいくぐり、ひとまわり成長した三浦家と、その三浦家を支え、ひとかどの戦国武将となった男たちの姿がそこにあった。

 

――

プレイ期間11年。プレイ目標「尼子家を滅亡させる」を達成したので、大乱成就_私と誰かの野望の『三浦家の野望』はこれで終了です。ここまで読んでいただいた方、いらっしゃいましたら、お疲れ様でした&ありがとうございました!

そのうちに感想を書くかもしれません。

 


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【三浦家の野望】その22 山道を抜けて」への16件のフィードバック

  1. インド

    ついに尼子家を滅亡させましたね!おめでとうございます!
    私も三浦家や関東の足利家などで下剋上プレイに挑戦してみたのですがどうも上手くいかず……
    主さんのプレイを大いに参考にさせて頂きたいと思います!
    三浦家の野望、楽しませていただきました。次作にも期待してます!

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >インドさん
      コメントありがとうございます! 書いてる人です。

      私のプレイはけっこう回り道をしているので、参考になるのか微妙な線ではありますが……(・_・;)
      インドさんの下克上は、もうやりとげたのでしょうか。関東の足利家も大変ですが、きっと成功したと信じています!!

      読んでいただいてありがとうございました!mm

      返信
  2. 茨木城

    最後の大会戦も三浦家の御三方の活躍に
    熱く成りました。

    則治~離間 貞盛~逆撫で !!
    アレッ? 貞久は?(笑)

    三浦家の野望面白かった~。

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >茨木城さん
      コメントありがとうございます! 楽しんでいただけて幸いです!

      結局、毛利家との大会戦が決戦になりました^_^;
      せっかくなので生え抜きの家臣を活躍させたいという気持ちがあって、大変ひいきしてますね。貞久は……(笑) 最後まで地味な当主様でした……。

      読んでいただいてありがとうございました!mm

      返信
  3. なみたろう

    目標達成おめでとうございます!

    いや~まさに貞盛に始まり貞盛に終わるって感じでしたね。

    なにげに最後野戦名人にまでなってるし笑

    そして貞久はあの顔でアラフォーだったんですね(!)

    気苦労の多さを物語ってますね~(^_^;)

    いや~しかし。

    三浦家の活躍は全国のローカル大名に
    「やればできるんだ」という夢と希望を与えてくれましたね!

    長い間ご執筆おつかれさまでした(^_^)

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >なみたろうさん
      コメントありがとうございます!

      温かいお言葉をいただき、ありがとうございます!
      ようやく目標達成でした! ここまでおつき合いいただいて、ありがとうございましたm(__)m

      おっしゃるとおりです。三浦家の野望は、貞盛ゲーでした。貞盛がいなければ、三浦家もここまでこれなかったでしょう。野戦名人の素質を秘めた武将だったのですが、あくまで平凡な能力なのが私的には◯でした。

      貞久は……。老けてみえるのは髭が原因です。気苦労がそのまま髭に出てるのでしょう。

      読んでいただいてありがとうございます!mm

      返信
  4. 相模原

    尼子家討伐達成おめでとうございます
    貞久が月山富田城に居るとはなんとまぁ感慨深い
    貞盛もいいところ持っていきましたね
    野戦名人にまでなったとは流石です

    三浦家は続くのか続かないのか分かりませんが、取り敢えずお疲れ様でした

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >相模原さん
      コメントありがとうございます!

      三浦家もようやくのクリア(?)でした。たまたま最後の城を攻略した後に貞盛が野戦名人になったので、タイミングが良すぎて思わず不敵の笑みが漏れました。
      『三浦家の野望』は続きませんけれど、そのうちに更新したいという気持ちだけはあります!
      (信長の野望の新作が出るという話なので)

      ここまでおつき合いいただいて、ありがとうございました!m(__)m

      返信
  5. 通りすがりさん

    いつも楽しく・・・・更新を今か今かと待っていました(笑)
    やっと完結ですね!
    次はどうされますか?
    いっその事、架空シナリオとか、傾奇者だけで軍を作ってみるとか、
    色々と実験的なことやられてみては!!(笑)

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >通りすがりさん
      コメントありがとうございます!

      おお……更新を待っていただいていたとは、ありがとうございます。。

      たしか傾奇者はPKで仕様が変わって、勝手に暴走しなくなりましたよね。
      かといって無印では傾奇者軍団を作ると、カオスすぎてゲームにならないのでは。それはそれで面白そうですけど、面白すぎますね(?)

      次は……どうなるかはわかりませんが、またふらっと通りすがっていただけると嬉しいです。

      読んでいただいてありがとうございました!

      返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      羽州の子狐さん
      コメントありがとうございます!

      楽しみにしていただいて恐縮です。
      次にプレイリポートをやるとしたら、新しく。です!
      ただ、不精(すぎ)な私なので、更新頻度についてはお察しください。。(?)

      ここまで読んでいただいてありがとうございました!mm

      返信
  6. 木坂万倉 投稿作成者

    >皆さま
    温かいコメントをいただいてありがとうございます! 返信がたいへん遅れてしまって申し訳ないです。
    ちょっとバタバタしておりました……。今後の更新については、未定です!

    返信
  7. 空中落下菌

    こんにちは。戦国立志伝発売まで我慢出来ず、今更創造を購入しまして、攻略ページを探していたら、たどり着きました。三浦家の野望、すごい面白かったです!三浦家臣団にもだんだんと思い入れが湧き、世界観に引き込まれてしまいました。私は初心者なので外交術も大いに参考になりました。次回作も楽しみです。

    返信
    1. 木坂万倉 投稿作成者

      >空中落下菌さん
      コメントありがとうございます! 書いてる人です。

      おお……ここまで迷い込んでしまったのですね!

      『三浦家の野望』楽しんでいただいたということで幸いです!
      次回……次が戦国立志伝なら、まずゲームそのものの感想っぽくなりそうな気がしていますが、おつき合いいただければと思います。

      読んでいただいてありがとうございました!mm

      返信
  8. 志賀親次

    さすがです^ ^
    それにしてもこんな弱小大名でよくここまで… 僕は大友ならギリギリってとこです
    個人的に三浦は好きなので見てよかったです 面白かったです ありがとうございます(^^)

    返信

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