以下は小芝居なので、読み飛ばしても問題ありません。
「ははは……いや、実は、本日はお願いがあって参りました。お暇をいただこうと思いまして」
「私は政治に向いておらぬのです。戦乱の世にあれば多少の活躍はできても、今となっては無用の長物。あの場にいると胃も痛むので、いっそ今後は仏門に入ろうと思います」
「(ピー音)なこと言ってんじゃ◯◯◯◯! ※◇^-^◎●兎」
「だから……仏門に入るなんて、悠長なことを言っている場合じゃないって言ってんだよ」
「ははは……。それでは一度、この話は置いておきましょう。ところで、何か難しい顔をしていらっしゃいましたが?」
「ああ、大崎記(仮)を編纂しようと思って。そういうものも必要でしょう。大崎義興については、『眉目秀麗、ひとたび歩けば飛ぶ鳥を落とすので、猟師にもたいそう評判だった』と、少なくともね。お父上は『その容貌、たぬきや熊に似たり』」
「―――文様、誰にやらせるつもりなのか存じませんが、ほどほどにしないと、ろくなことにはなりませんよ」
「うるさいなぁ。お父上のことはどう書かせるか、どう書くべきなのか、まだわからないのよ。そういえば隆信、何でお父上が起ったのか、知ってる?」
「ええ、昨日のことのように覚えております。もちろん、建前ではなく、ありのままのことを」
「よろしいでしょう。どこから話せばよいのでしょうか。あれは、もう30年も前のことでしたか。……ふふ。きまぐれに、夜ふけの城下を歩いていると、妙な音が聞こえまして―――」
この世は大河のごとし。その流れに逆らい名を残すという夢をかけて戦った大崎家。ついに天下を掴んだが、その結末を知ることはできない。しかしその先には、雪のような美しさを放つこともあるかもしれない。
大崎家の野望の完走、おめでとうございます&お疲れ様でした。
東海北陸戦線での激戦ではとても胸が熱くなり、また伊達政宗ら家臣たちとの小芝居では笑ってしまったりと、とても面白く拝見させて頂いておりました。
これからもひっそりと、応援させて頂きます!
本当にお疲れ様でした。
>ちょろさん
ありがとうございます!
「大崎家の野望」は完結するまで3ヶ月、ここまで長く続けることになるとは思っていませんでした。
ちょろさんや、皆さまに支えていただいて完結したのだと思います。応援やご感想をいただき、ありがとうございます!
気が向きましたら、ひっそりふらっと立ち寄っていただければ嬉しいです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!mm
控えめに言ってとても最高です。psvitaで創造をやり始めてしまいました。
>藤崎さん
コメントありがとうございます。書いている人です。
ありがとうございます! 更新の励みになりました。
やはり創造は良いゲームですね。