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【三浦家の野望】その1美作侵攻

☆未読の方は、まずはプロローグを読んだほうがいいかもしれません。

 

1534年6月、三浦家の野望が始動しました。三浦家当主・三浦貞久は周囲を警戒しながら、行動を開始します。

三浦家が生き残るために、まず山名家に接近する必要があります。山名家は当家に“敵視”の立場なので、家宝を贈って敵意のないことを示さなければなりません。貞久はさっそく家宝を買うために商人を呼びつけますが、商人は家宝を売る気がないようです。

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※「家宝を取り扱っていません」と言い張る商人。出し惜しみしているのだろう。家宝を売ってくれるかどうかは多分ランダムである。

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【三浦家の野望】プロローグ

戦国時代初期。中国地方では尼子氏が力をつけ、諸勢力をまとめあげようという動きをみせていた。尼子氏の狙いは山々に囲まれた美作(みまさか)の地にも向けられる。その美作の地には、家名存続をかけて尼子氏と小競り合いを続ける勢力があった。それが三浦貞久ひきいる三浦家である。

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【大崎文の野望】その6 ある語り部の言

某は、しがない語り部です。本日は某がこの戦乱の現状を語らせていただきます。

大崎家と豊臣家の争いは、10年にも渡るものということです。今でこそ天下を2分していますが、以前はそうとう力の差があったようです。大崎家もごく小さな領地を持っていただけだったので、豊臣秀吉公も大崎家などとるに足らぬと油断していたのでしょう。

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※以前の大崎家

 

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